いきなり手ブレで見にくいですが(笑)
先日、心学商売繁盛塾の島村塾頭 のススメで蕎麦で有名な砂場総本家 に行ってきました~。南千住の砂場総本家の建物は荒川区の文化財に指定されているそうですよ!
で、実は、そば屋の砂場は、大阪が発祥の地 でした。
江戸しぐさの越川先生によると、大阪で「これは!!」という商人や職人を徳川家康が江戸を開発する際に、数多く連れてきたのだそうです。
そのお店のうちの一つが、ここの砂場総本家だったこともあり、なんだか感動しましたね!
大阪ではなく江戸で蕎麦が広まった理由がここにあったわけですね。
最初、建物があまりにも古いので、一瞬、入るのを躊躇しましたが(笑)、入ってみると店内は、も~~~う味がある!という感じです。
英文字やら日本語やら天皇陛下の写真やら巨人軍の長嶋の写真やらで、面白いんですよ。また、あの場所に行きたい!という魅力がありますね。
実際の皮膚感覚を言葉で表現するのは・・・ですが、やっぱり一言で言えば、ホッとする感じです。もちろん、蕎麦も濃厚な蕎麦湯も、丼モノも全てがおいしかったです~。
店員さんも気さくで、ちょっとしたおつまみをサービスで出してくれちゃったりするものですから、僕らの脳が益々快になっていくわけです。
それと、店主、店員さんの人柄が、お店に出てくるものなんですね~。昨日行ってきた、おばあちゃんが一人で切り盛りしている居酒屋さんもそうでした。
すごく魅力があるんですよ。お店が温かい雰囲気でね、お店に入るといらっしゃいませじゃなくて、お帰りなさい!と言われるんです。
あのおばあちゃんに言われてしまえば、「帰ってきた~。じゃあ、ビール一杯。」っていいたくなりますよ。何度でも帰りたくなります(笑)。
この人いいな!と言われるような人が商売をすれば、この商品やサービスいいな!このお店いいな!と思ってもらえる。
僕はそんな気がします。だから、何度も言うようですが、心学ですね!マニュアルや理論じゃないんですよ、魅力の出し方って。
接客マナーだとか言葉遣いだとか礼儀作法だとか、もちろん、そういったことも大事です。でも、それを生み出す心のほうがもっと大事ですよね。
マニュアル化、理論化してしまえば、その肝心な心が死ぬわけです。ありきたりな、いらっしゃいませ、ありがとうございました、に人は喜ばないですから。
名ばかりの教育や研修をいくらやっても、心は輝きません。自分の心が揺さぶられる、動かされる経験、逆につらく、苦しい経験などによって、心に光が宿ってくると思います。
その光を素直に表現したときに、魅力になるのだと僕は思います。それを実践しているのが上記の二つのお店でした。
よくこうしたお店を批評、評論しているのをネット上で見ます。お店に限らず、本にも人にもそうです。なんだか悲しくなりませんか?
こうしたことは、単に心と頭を曇らせるだけです。観えてくるもの、感じられるものが、心に届かなくなります。
自分が相対的に優秀になったつもりだけであって、学ぶべきことが学べず、仕事も何もうまくいかなくなってくると思うんですよ。
これから、消費税が上がり、社会や経済の先行きが見えにくくなっているときに、そんなことやっている場合じゃないんです。
お店や人の魅力を感じられるように自分の心を磨いていかなければならないと思いますよ。
心学商売繁盛塾
7月28日(日)繁盛店100本ノック~でんかのヤマグチの巻~
