日本一周の旅8日目:百観音温泉~秩父温泉 | スパ☆太郎の日本一周!3000温泉の旅

日本一周の旅8日目:百観音温泉~秩父温泉

本日の温泉入浴数:6湯(トータル37湯)

本日の走行距離:120キロ(トータル850キロ)

本日のルート:百観音温泉~秩父温泉【こちら】


熊谷にあるビジネスホテル「キャビン熊谷」から出発。

本日は、西に進路をとり、秩父に向かう予定だ。

ここのところ、数をかせげていなかったが、

秩父には温泉が密集している。

「今日こそは、1日8湯の目標を達成するぞ!」と意気込んで出発。


だが、腹が減ってはなんとやら。

まずは、腹ごしらえ(車の)。

4月1日のガソリン値下げのXデーを前に最後のガソリン補給。

セルフ式で2000円分だけ(@145円)。

ニュースを見ていると、1日から20円以上値下げする地域もありそうだとのこと。

せっかくだから、安いスタンドを探したい。


秩父までは1時間ほどで到着。

【第1湯】武甲温泉・秩父湯元武甲温泉 (地図)

2度目の訪問。

秩父のシンボルである武甲山を拝みながら入浴できる日帰り施設。



武甲温泉


内湯と露天ともたいへん広く、大人数を収容する。

露天は東屋風で15人ほどが入れそう。

湯は無色透明の単純硫黄泉。

少し甘味があるが、ほとんど特徴のないサラサラ湯。

大型施設ゆえ、循環は欠かせないが、

硫黄泉の特徴は消えてしまったのかもしれない。

大型の休憩所あり。


【第2湯】は、丸山鉱泉・丸山鉱泉旅館 (地図)

武甲温泉に行く途中で看板を見つけ、行ってみることにした。


丸山鉱泉


10数種の秩父の自然の薬草を鉱泉で煮出した薬草風呂を

売りにした旅館兼日帰り施設。

脱衣所に入ると、

「秩父は火山帯がないので、鉱泉をボイラーで沸かしている」

と掲示があった。

内湯は2つ湯船があるが、大きいほうが薬草風呂で、

黄褐色の湯。 

もうひとつは鉱泉の沸かし循環湯か。

薬草がほんのりと香り、さすがに効きそうだ。

露天風呂はヒノキ造りの薬草湯。

景色は素朴であるが、ヒノキの感触が気持ちいい。

ボクは総ヒノキの湯船が好きなので、それだけで3割ぐらい

気持ちよさがアップする。


入浴後、受付で売っていた焼きおにぎりを2個いただく。

梅干し入りの焼きおにぎりは初めてだが、なかなかイケる。


【第3湯】霊泉旅館・不動の湯 (地図)

ここも鉱泉の宿。

秩父札所めぐりをする巡礼者が宿泊することが多いようだ。

建物は古く、いい感じに鄙びている。

受付の上に温泉分析書が掲げられてあるが、

何十年も前の歴史あるもので、読み取るのもひと苦労。

アルカリ鉱泉であることはわかった。


不動の湯


浴室はタイル貼りの内湯のみで、シンプルなもの。

無色透明の湯が注がれている。

ジャグジー式の循環湯か。

やわらかく、くせのないサッパリ湯。

霊場がらみの宿だけに、敬虔な気持ちで入浴した。


次に訪れた和銅鉱泉・和どう は残念ながら、

日帰り入浴時間をオーバー。

14時までだったが、20分遅れ。

またの機会にチャレンジしよう。


【第4湯】は、新木鉱泉 (地図)

移動中に偶然見つけた看板を頼りにたどりつく。

看板が古びており、鉱泉なので勝手に鄙びた小さな宿だと

思っていたが、キレイでモダンな和風旅館であった。

従業員の対応も洗練されていた。


内湯は6人ほどの木製の湯船には、

アルカリ硫黄泉が注がれている。

無色透明の湯は、循環だと思うが、

硫黄臭がきちんと残っており、肌もすべすべになる。


新木鉱泉


露天風呂は3つ湯船が並んでおり、いずれも檜の湯船。

大きな樽型の湯船と1人用の小さな湯船が2つ。

1人用の湯船に体を畳み、足と手を出しながらの入浴は極楽。

ヒノキが体に当たる感触も気持ちいい。

泉温もぬるまで、眠りに引き込まれそうになってしまった。

「眠くなる湯はすぐれた温泉だ」と思う。


もうひとつ嬉しいのは、

源泉の飲泉所が浴室に設置されていること。

15.5℃の鉱泉なので、もちろん冷たいのだが、

癖がなく、湯あがりには最高の一杯だ。
今度は泊まりで訪れたい宿だ。


次に向かったのは、道の駅あらかわの近くの宿・白雲荘 (地図)

日野温泉の宿だと信じていたのだが、温泉分析書がない。

無色透明の湯は、さっぱりしていて、これという特徴もない。


白雲荘


疑問に感じ、夜にネットで調べたところ、

トロンの人工温泉だとわかった。

すでに1湯にカウントしてしまったが、人工温泉は、

自分の中のルールで温泉とは認めないので、

1湯はなかったこととした。


ただ、宿の女将さんの対応はすばらしかったし、

各部屋に専用の露天風呂もあるキレイな旅館なので、

雰囲気を重視する方には、オススメだ。


【第5湯】は、大滝温泉・遊湯館 (地図)
奥秩父の道の駅「大滝温泉」内にある日帰り施設。

ここは3度目の訪問。

特別に好きな施設というわけではないが、

スベスベ感のある湯に安心感があるので、また訪問してみた。


遊湯館

山深い土地にありながら、多くの人でにぎわっていた。
温泉は2フロアにあり、上がヒノキ風呂、下が岩風呂。

ともに、ナトリウム・塩化物泉で、塩分の味がしっかりし、

あいかわらずスベスベ感がある。無色透明。

加水なしで、循環式だが、同時に毎分80リットルを

湯口から源泉かけ流しにしているので、

かけ流し循環併用式ということになる。

完全な循環ではなく、一部でもかけ流しにするには、

湯質を重視する向きにはうれしい。

湯量に余裕があれば、ぜひ他の施設でもやってほしい。

岩風呂のほうが湯船が小さい分、湯質は良いように感じた。

なお、浴室の窓からは荒川の源流の流れが見える。

【第6湯】秩父温泉・満願の湯 (地図)

大滝温泉から、大急ぎで秩父に再び戻る。

長瀞からさらに奥に入ったところにあるが、

非常に人気の日帰り施設だ。

以前も訪れたことがあるが、とてつもない数のお客がおり、

洗い場に行列ができ、内湯にようやくスペースを見つけられた。

露天風呂は順番待ちしており、あきらめた苦い経験がある。

人気になるのは結構だが、キャパシティ以上のお客を

入れるのはいかがなものか、と憤ったものだ。

しかし同時に、ちゃんと満願の湯の温泉に浸かってみたいという

気持もあったので、日曜の夜を狙って再訪したわけだ。


満願の湯


さすがに日曜の夜は、内湯・露天あわせても20人もいないくらい。

これなら落ち着いて湯に浸かることができる。


湯は無色透明で、アルカリ性の単純硫黄泉。

新木鉱泉と同じような硫黄臭がする。

循環と一部かけ流しだと思われるが、

湯の特徴は残っており、ほっとした。

人が多いので、完全循環で湯の特徴も失われていることを

心配したが、想像以上にいい湯であった。

露天風呂は2つあり、ひとつは5人ほど、

もうひとつは3人が適正な大きさなので、

やはりお客が殺到する日時は避けたほうがいいだろう。

一番奥の露天の湯船からは、大きな滝が見えるのでオススメ。

露天には飲泉用の湯口もある。


なお、温泉を使った飲料水や化粧水を販売したり、

温泉スタンドもあるので、湯量はかなり豊富だと思われる。


このあと、長瀞の荒川沿いにある本日の宿・養浩亭 (地図) へ。

宿湯は温泉かと思っていたが、実は温泉はなし。

真湯であった。

またノーカウントになってしまい、残念だが、

露天風呂からは、今が旬の大きな桜の木を眺められる。

このような時期は1年に何日もないので、これだけでも

ラッキーである。

温泉でなかったことは、すっきり忘れられそうなくらい、

美しい花見風呂であった。


本日こそは、1日8湯達成したと思っていたが、

2つも温泉でないことが判明し、残念な結果になってしまった。

下調べの甘さを反省しなくては。

ただ、どのくらいのペースで回れば8湯を実現できるかが

つかめたので、まあ、よかったとしよう。


明日は、8湯実現できるかな?