ちょっと気になるお酒屋さんへ行ってきました | おのなびフォトゼミのブログ

ちょっと気になるお酒屋さんへ行ってきました

今日はいつもの写真部の活動を離れ、尾道のあるお店のご紹介です。

というのも、先日、日頃お世話になっている「向酒店 」さんへ
仕事で伺ったのですが、お店の雰囲気があまりにも素晴らしかったので
写真をたくさん撮らせて頂いたんです。

せっかくなのでこの魅力をお伝えできたらと思いました。


ではお店に行ってみましょう。

これはお店の前にある看板樽?です。
こう書かれるとやっぱり気になります。
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お店の外観は格子や古い看板が目印。
尾道の街に溶け込んでいます。

このお店は明治42年(1909年)創業で、今年でちょうど100年を迎えました。
建物自体は大正時代のものだそうです。
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中に入ってみましょう。
お店の棚には広島や尾道のお酒をはじめ、全国の銘酒も取り揃えてあります。

注目はこの棚のガラス。
微妙に波を打っているのが分かるでしょうか?
これは開店当時のガラスを使っているためなのですが、
数年前の芸予地震にも耐えるほど頑丈です。
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あと目に入ってくるのがレトロなポスターや看板。
このビールのポスターは最近までタンスの中で眠っていたらしいです。
手作り感があって、ビールも今のより美味しそう。
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広島の銘酒、酔心のポスター。
英語と和服美人とのコンビネーションがザ・ニッポンって感じです。
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この看板は年代物そうです。
今ではこういう看板を目にすることは少なくなりました。
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この時計は一度壊れたらしいのですが、半年かけて修理されたそうです。
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これは昭和7年当時のカレンダーです。
保存状態のすばらしさに驚かされます。
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中はこんな風。
各月に日本の美しい風景が色鮮やかに描かれています。
今あるカレンダーも100年後には貴重な資料になるかもしれません。
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これはお酒の箱でしょうか。
恵比寿様の上には「巴里萬国博覧会金杯」と刻印されています。
右上の丸い刻印の中には1900年と刻まれています。
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お店のご主人夫婦。とても仲が良さそうです。
お二人のやりとりを聞いていると、なんだか和んでしまいます。

開店の忙しい時間にもかかわらず、1時間以上もいろんなお話を
伺うことができました。ありがとうございました。
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尾道には創業100年以上の店舗や企業がかなりの数に上るようで、
このような名店がたくさんありそうです。

尾道の懐は、深い。