頭の中のおばけ退治は、16分割メモで。 | 困った時の紙頼み の 小野神社|16分割メモからはじめる「紙1枚」

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【<1枚の紙>に書いてまとめることで、 「思考の整理」が進む・・・ってご存知ですか?】

困ったときの「紙頼み」

まずは、「あれ、どこに書いたっけ~!」のメモ迷子から脱出してみませんか?


小野神社へ ようこそ。

前回は、16分割メモに頭の中身を書き出すことで、
すっきりした、ということを書きました。

今回は
「頭の中のおばけ退治には、16分割メモで」
というお話です。

ある方の思考整理のお手伝いをしていて、
同じような「すっきり体験」をしたことがあります。

その方は、ご自身で「これをしよう」決めて行動されていました。
それを見ていた周りの人たちが、いろいろなアドバイスをされていたのです。

その方の悩みは
「たくさんのアドバイスをしてくださるけれど、
 たくさんすぎて、混乱している」
ということでした。

なので、
「じゃあ、そのアドバイスを書き出してみましょう」
ということで、16分割メモで書き出していただきました。

そうすると・・・、
ぱぱっと、6つくらいまでは、出たのですが、
そこから先、ぴたりと手が止まってしまったのです。


以下、その方との会話です。

私:
「たくさんのアドバイスっておっしゃっていましたよね」

その方:
「言ってました」

私:
「6個ですね」

その方:
「6個ですね。たくさん、ってほどでもないですね。
 しかも、半分は、すでに自分で実行していることだ。
 なんで、たくさんだと思ったんだろう?」

私:
「なぜでしょうね」


書き出してみると、その方が思われているほど
たくさんではありませんでした。


みなさまも、こんなことってありませんか?

実は私も、「帰省までにやらないといけないことが、たくさんある!」と思って16分割メモで書き出してみました。

私の思いこみでは、見開き1ページは簡単に埋まってしまって次のページまで・・・というつもりでした。
ところが、予想に反して、片方のページとちょっと・・・。

「あれ? けっこう少ない」

書き出してみると、頭で考えていたことと違うことが、そこに現れてきます。

先ほどの方も、目の前に書き出したことと、頭の中で考えていたことのギャップに驚いておられました。

そして、「なぜ、そんなにたくさんのアドバイスをされていると思ったのか」も、冷静に分析されていました。

「ひとつ、ふたつの、自分にとって『ぐさりと刺さる言葉』に振り回されていた」

これが、その方の発見です。
この場合の「刺さる」言葉はマイナスの意味で自分を傷つけるというニュアンスで考えてください。

どうも、その方の頭の中で、アドバイスに強弱がついていて、インパクトのあるものに振り回されていたようなのです。

ところが、16分割メモだと、1つ1つのことを、
まずはフラットな感覚で書き出していきます。

それが自分にとって重要かどうかの判断は後回し。

なので、素直に頭の中身と向き合えるのです。

アウトプットが先。
判断は後。


でも、ついつい、判断を先にしてしまって動けなくなって、
問題を大きくしてしまう、こんなことないですか?

16分割メモに書き出すだけで、
「判断→迷う→動けない」を
「書き出す→判断→動ける」にできる。

まるで、真夏に出るおばけのようです。

見えないから怖い。
でも、明るいところで見ると、
白い洗濯物が風に揺れていただけだったり・・・。

ということで、「頭の中のおばけ退治には、16分割メモで」というお話でした。

みなさまも「頭の中のおばけ退治」に、ぜひ、16分割メモをご活用くださいませ。

では、また次回。

ちなみに、前回の記事です。
「頭の中がごちゃごちゃする」というあなたへ