皆様こんばんは☆
昨日は弱音を吐いた私に
温かいメッセージをありがとうございました。
今の気持ちを文章にしたら
少し心が落ち着いて
今日は用事で出かけた帰りに
熊本の今を受け止めるために
お城に行きました。
今日は長いです。
悲惨なお城を見るのが辛いと思われる方は
この先は見ないでください。
お城の周りも城内もほぼ立ち入り禁止ですが
二の丸の駐車場までは行くことができると聞いていたので
娘たちにも
今を心に刻んでほしかったこともあり
連れて行きました。
昨年までは連休の初日と言えば
お城周辺の駐車場は満車で
観光バスがたくさん停まっていた二の丸の駐車場・・・・。
今年は空いているスペースが多く
緑の二の丸には避難用のテントも。
静かな静かな場所。
カメラを持った男性に
熊本の方ですか？
と聞かれ
はい。と答え、
どちらからお越しですか？
と尋ねると、
千葉から来られたとのこと。
かつて訪ねた名城が
大きな被害を受けたことを知って
新幹線が運転再開するのを待って
駆け付けられたそうです。
久しぶりに青空の熊本。
私の大好きな熊本城は今・・・
2度も大きく揺れた中
必死で耐え抜き
此処にあります。
大天守。
鯱も鬼瓦もたくさんの瓦も落ちていますが
熊本県民を支えるように必死で立ちつづけています。
小天守。
土台の石垣は崩れても
かろうじて残る鯱は傾いても踏ん張る姿。
宇土櫓。
櫓の右側に続く、勾配のある廊下は姿を消し、続櫓を失い、
戸板も外れて雨風をしのげなくても
何と言う力強さ！
二の丸から城内へ向かう出発地点。
桜並木はいつの間にか新緑に・・・・。
この奥右が元太鼓櫓、左奥が西大手門
正面の崩れた石垣でこの先へは進めません。
あのコーンから右に曲がれば城彩苑におりる坂道
おそらく崩れた石垣で道は塞がれているのでしょう。
二の丸駐車場のお手洗いの窓から
つい先日、春のお城まつりで期間限定公開だった未申櫓。
ニュースで見ていたとはいえ
実際にこの目で見たら
泣いてしまうかもしれない・・・
と思っていた私ですが
この姿でも
堂々と立つお城を見て
私の大好きな熊本城は
地震が来ても
こうして見る人に
勇気を与えてくれる！
やはりこの場所は
私にとっての心の支え。
二の丸を北に進むと
この場所は昨年秋にお月見をしたところ。
↓
そしてこの左側にあるのが戌亥櫓。
さらに北に進むと
この部分だけで支えられ床板は落ちても耐えていました。
二の丸から三の丸に下りることはできません。
私がいつも出張の近道に通る百間石垣沿いの道は通行止めです。
細川刑部邸は大丈夫だろうか・・・・。
この石垣の間を下りると刑部邸のある三の丸です。
かろうじて上から少しだけ見ることができました。
こんなに痛めつけられても
季節は初夏に向かっています。
二の丸をあとにして市役所へ
頼まれた書類を取りに行き
14Fへ。
手前に飯田丸五階櫓、奥には未申櫓。
復元された飯田丸も土台の石垣はわずかを残すだけ。
大きな余震が来たら崩壊するかもしれません。
市役所前電停近くからの長塀
伝統工芸館の前の広場は立ち入り禁止。
御平櫓が奥に見えています。
お花見に来た時の風景↓
崩壊した北十八間櫓とわずかに残る五間櫓。
このあたりの平櫓はすべて国の重要文化財です。
壁も
屋根も
この石垣と共に崩れ落ちました。
不開門入城口
不開門も多分・・・・・。
本丸を守る四方の要は崩れ落ちても
堂々と此処にある！！
新緑のなかに
私たち熊本が誇る天守閣が
此処にある！！！
私は今のお城を
ずっと忘れない。
生まれてからずっと
日常の中にお城の風景があった。
春は桜、
夏は緑に包まれて
秋はお月見、紅葉狩り
冬は雪景色。
これまで見たお城の風景は
私の大切な宝物。
絶対に
また蘇ると信じて
時には落ち込むこともあるけれど
泣くもんか！
負けるもんか！！
城下を見おろし立ち続ける
天下の名城に
勇気をもらって
がんばろう！くまもと！！
今日も、明日も、これからも！
がまだせ！自分！！
