知性の学問は力にならない | 人生が変わった30代からの習慣

人生が変わった30代からの習慣

人生はわりと簡単に変わる。禅に心理学、論語に成功哲学、日本の歴史など幅広く学んで実践したからこそ気づけたコツを紹介しています。「自分の人生、このままでいいのかな」という漠然とした不安が解消された習慣や自分探しヒントを30代に向けて紹介しています。

●知性の学問は力にならない




こんにちは、小野尾です。




まだまだ安岡正篤がマイブームです。何度読んでも勉強になる安岡本です。




今回は『活学としての東洋思想(PHP文庫)』を読んでの気付きをご紹介します。




東洋思想の大家である安岡正篤も学生の頃は、論理学や心理学、哲学などのいわゆる西洋の学問を学んだことがあるそうです。




でも、西洋の学問を学んでいけばいくほど、なんだか淋しくなり、もどかしくなり、じれったくなり、ひいては居ても立ってもうられなくなったりしたそうです。いわゆる、神経衰弱になる傾向があったようです。




そんなときに安岡正篤は、論語や孟子、吉田松陰ものなどを手に取って読んだそうです。すると、何とも言えぬ満足感や落ち着きが、腹の底から湧いたようです。




どうしてそうなったかと考えてみたところ、西洋の学問が知性の学問だったということです。知識的で抽象的な、概念と論理の学問だったということでした。




結局、知性の学問は力にならないということです。知識というものは人間にとっては有用であるものの、本質的価値のあるものではないということです。




本質的価値があるものは、論語や孟子、吉田松陰ものなど東洋の学問だということです。




あの安岡正篤でさえ、そうなのですから、私たち一般人も同じでしょう。




知識を身に付けるような勉強ではなく、人間の本質的価値のあるもの、人間力を高めるような勉強をすべきだということです。




特にインターネットが発達した現代社会では、知識は比較的簡単に検索できます。知識がなかった探せばいいです。知識を持っていることの貴重さもかつてよりは薄らいでいます。




だから、こんな時代だからこそ、その人自身の本質的価値を高める、つまり、人間力を高めるような勉強をする必要があるのです。




英会話や資格取得もいいですが、例えば論語に目を通すことにも目を向けてもいいのではないでしょうか。





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