昨晩久方ぶりにカレーを作った。ずっと黒豆カレーを作っていたが、昨日はチキンカレーにした。
まずはタマネギとセロリを、オリーブオイルで炒める。セロリを入れると入れないでは、風味がまるで違う。
そしてニンジン、ジャガイモ、鳥肉を軽く炒めて、タマネギとセロリと一緒にして煮込む。
ルウを入れてから、リンゴのすりおろし、ヨーグルト、コンソメ、オイスターソース、ニンニク、ショウガ、などを加える。
いつもはハチミツを入れるのだが、切れているので、昨日は甘くないチョコレートを入れた。これでコクが出るようである。
仕上げにカルダモン、シナモン、ガラムマサラ、クローブ、ナツメグ、ウコンなどのスパイスを8種類ほど加えて完成。
思ったよりも甘くなったが、風味が出ていて、なかなか上手くできた。何度か作っていると、さすがに慣れてくる。
私は何かを作ることが元々苦手で、美術や技術家庭の成績は極めて悪かった。5段階評価で2ばかりで、1の時も何度かあった。
手先が不器用なのもあって、何かを作ることに苦手意識があった。それに親と同居している時には、いつも食事を用意してもらい、自分で作ることなど皆無だった。
一人っ子の男子で、自分で料理をしようなどと考える人はあまりいないだろう。私は全くそのような考えはなかった。
それが一人暮らしをするようになり、ずっと外食も大変なので、簡単なものは作るようにした。いくつか作ってみたが、カレーは比較的うまくできている。
以前は自分は料理などできないと思い込んでいたが、やってみると何とかなるものだ。
最初からできないと決めてしまうと、できるものまでできなくなってしまう。
やってみてもどうにもならないものもあるが、やってみればできるものもある。そして今までできなかったことができるようになるのは、大きな喜びである。