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掲載されています。
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ジミー大西は、10年以上前に
あるテレビ番組で、絵を描いたそうです。
ジミー大西にとっては、学校の授業以外で、
大人になってから
はじめて描いた絵だったそうで。

芸能人が何人かで
絵を描く企画だったんです。
その絵は、ただの「お笑い」としての、
「オチ」で使う絵でした。

「オチ」で使うつもりの絵を描いたのに、
番組では意外と評判がよかったんですよ。
そしたらなんと、
番組をみた岡本太郎が、
手紙をくれたん。
僕の絵のことを、「いいよ」って、書いてあった。

これには大西自身「びっくりしましたよ。
テレビ番組といえども、
太郎先生がみてくれてるなんて、
まず、思てないし。
僕の絵は、番組の構成では
誰かにつき返されて終わりやろな、
ぐらいなもんですよ。
でも、それでも当たり前ですよね、
芸術家でもなんでもないし。」と言っています。

そしてその手紙に
「絵、いいよ。
 キャンバスからはみ出しなさい」
って、書いてあった。

これ、いい話です。
大事にしたい話です。

もう少し読みたい人はこちら『ほぼ日』TAROの遺伝子
http://www.1101.com/taro/idenshi/2004-02-03.html

僕はジミー大西の絵を見たくなりました。
2ヶ月前くらいにテレビの「笑っていいとも」に
ジミー大西が出ていて絵が映されていたんです
けど、色彩がすごいんです。情熱っていう言葉より
パッションと言ったほうが近い。
ビビッドな色は彼のためにあるのかもしれない。
彼みたいな人に力強く、自由に描かれることに
使われた色彩絵の具は幸せだろうな、と。
そして、その絵と共に何百年と過ごせること、
そして、多くの人々の笑顔や涙と時間を過ごせること
はなんて幸せなんだろうって。

絵の具の立場になって今思いを馳せました。

僕は昔から、「もの」の立場に立って世界や現象を
見るクセがあります。
だから、大学時代とかにも「消しゴムの立場から
ものを言って」友達に笑われたりもしていました。

あと、瞬間的に言葉づかいが相手の側からの言葉を
発してしまったりするんです。
たとえば、自分が家に帰ってきたのに「おかえり」と
言ったり、目の前の涼子が火傷をしたのに
自分が「あちっ」って言ったり。