今日はばあちゃんの障害者年金をもらいに役場へ行きました。

本人じゃなくても良いのが助かります。

でも1万円・・・もらえるものに文句は言えませんがもっと欲しいよ。


夕食は鮭を焼いてきのこソースをかけたもの。

わざわざ作ったのにほとんど食べずに残したばあちゃん。

まぁいいかととっとと片付けて仏壇を拝んでもらいました。

拝む前に鈴を鳴らそうとして鈴の場所がわからず探しています。

「目の前にあるやないか!」

怒鳴ったら訳のわからないままお供えをのせているものを叩きました。

「何をしよんやここや!」

目の前に行って指をさすと笑いながら鳴らしました。

でもこの笑いはごまかすためのもの。

お経を唱え始めた声は涙声でかすれていました。

結局泣きながら拝み終えていました。

べつにね、ここまで怒りながら無理に拝んでもらわなくてもいいんです。

そんなに熱心な仏教徒ではないんだから。

ただ、唯一ばあちゃんが出来る事だからお経を忘れないようにやってもらう。

仏壇の前で怒鳴られるばあちゃんをじいちゃんは天国からどんな気持ちで見てるんだろう。


夕食前にトイレに行ったのに食べた後もまたトイレ。

そして1時間後。

またトイレに起きてきた。

「食べる前と食べた後もトイレにいったのにまた行くん?」

「え?そうやったか?いつ食べた?」

は~~~また食べたことを忘れているよ。

食べ残した鮭を見せて怒ってやった。

「これ!見てみい!」

「これ何や?」

「あんたの食べ残しや。

全部食べても忘れてお腹空いたと言うならまだしも残しやがって食べてないとはなんや!

ここも見てみい、洗った食器があるやろが。

どうすんや!」

「どうしようかのぉ」

トイレに入って出てきたら入れ歯を外した。

食べると言ったらまた食べさせようかと思ったけど納得したらしい。

と安心したのもつかの間、入れ歯を外してまたすぐトイレ。

なんで続けて2回もトイレに行くか聞いても

「なんでやろか。行きたくなったけん」

と言うけど嘘だよね。その前にトイレに行ったの覚えてないよね。


前からもしかしたら・・・とは思っていたけど

私がすごく怒って泣かせた時は特に忘れ方がひどい。

食べた事、薬を飲んだ事、忘れている。

でも怒らずにはいられないのです。