リーダーシップのロールモデル
今日もベティン教授の「リーダーシップ・レベルアップコース」です。
昨日のブログに書いたように、午前中は、各参加者に大きな影響を与えた
リーダーシップのロールモデルについてのプレゼン。
午後は、各参加者からの質問にベティン教授と藤原さんが答えてくれました。
今日、特に印象に残ったのは・・・
もう何度も聞いている話ですが、何度聞いても胸にぐぐっと来る話。
それは、ベティン教授自身のリーダーシップのロールモデルの話。
先生は、18歳で徴兵され、20歳の時に米国陸軍パラシュート部隊の一員として
ベトナム戦争に行きます。
80名の小隊で、ある時期、2週間以上、毎日誰かが戦闘で死んでいきました。
みんな次は自分ではないかと恐れ、部隊の雰囲気はどんどん悪くなっている時に
新しい指揮官が着任してきました。
彼の名は、ジョージ・クルーリー。
彼は、みんなを集めて、こう話をしました。
「これから毎日、ヒゲを剃りなさい。
歯を磨きなさい。
くつ下を取り替えなさい。」
みんなが、何でそんなことを言うのだろうと感じている時に、こう続けます。
「戦争は、人間を野生の動物に変えてしまう。
しかしこの戦争が終わった時には、みんなはそれぞれの家に帰る。
その時に、人間として帰って欲しい。」
ベティン教授は、まさに彼(J.クルーリー)に、リーダーとして大切なことを
教えてもらったと話をしてくれました。
どうしてもストレスやプレッシャーの強い時、リーダーは人を対象にしていることを
忘れてしまう。
どうしてもコストや利益を考えてしまう。
リーダーシップとは、人が「人」としてあること。人が「人」に影響を与えること。
それを忘れてはいけない。
リーダーは、人の可能性を見てあげること。
損得ではなく、何が正しいのかを考えて行動していかなければならない。
ベティン教授のリーダーシップの講義は、本当に現在の企業や組織の事例から
戦争現場の体験での事例など、豊富でわかりやすく私たちに話をしてくれます。
また、みんながプレゼンをしているのを聴いているベティン教授の姿勢がすごい。
真剣に、うなずき、時に笑顔で、メモを取りながら聴いています。
本当に参考になります。
う~ん、遠い目標ではあるけども、やっぱり自分の「目指す姿」。
この1週間で、少しでも多くのことを学び、成長していきたいと思っています。
