AEROSMITH - Nine Lives(1997) | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Nine Lives
2.Falling In Love
3.Hole In My Soul
4.Taste Of India
5.Full Circle
6.Something's Gotta Give
7.Ain't That A Bitch
8.The Farm
9.Crash
10.Kiss Your Past Good-bye
11.Pink
12.Falling Off
13.Fall Together
14.Attitude Adjustment
15.Falling Angels
 
Steven Tyler(lead vocals, keyboards, piano, hammer dulcimer, percussion, hand organ, harmonica)
Joe Perry(guitar, dulcimer, slide guitar, background vocals)
Brad Whitford(guitar, acoustic guitar)
Tom Hamilton(bass, chapman stick)
Joey Kramer(drums)
 
Additional Musicians:
John Webster(keyboards)
Ramesh Mishra(Sarangi)
 
Produced by Kevin Shirley
Additional pruduction by AEROSMITH
Recorded and mixed by Kevin "CAVEMAN" Shirley at Avatar Studios,NYC
Second Engineer: Rory Romano
Additional Tracks for "The Farm" recorded at The Boneyard by Steven Tyler, Joe Perry and Mark Hudson
Strings and horns arranged and conducted by David Campbell
Horns on "Falling In Love(Is hard on the knees)" arranged by Steven Tyler and David Campbell
Strings and horns recorded by Elliot Scheiner at The Hit Factory, NYC
 
エアロスミスのアルバム。12と13はボーナストラック(13は日本盤のみ)。
 
ハードでへヴィに駆け抜ける1曲目から始まり、壮大なバラードの15曲目で終わります。ホーンやストリングスを使用した曲、キャッチーな曲やカントリー(フォーキー)な曲もあり、バラエティに富んでいます。
 
まずシングルになった2と3、ホーンを使用してゴージャスなイメージもある2はキャッチーでわかりやすいです。3は気持ちのこもったパワフルなバラード。流れるような展開は見事です。4は曲名どおりインド風イメージ。退廃的なイメージの7はブルージーで擦り切れた雰囲気が切なくどこか色っぽいです。9曲目もタイトル通り猛烈な勢いで突っ込みます。12はボーカルがジョー・ペリー。14はミディアムテンポでヘヴィにグルーヴします。8分を越える15曲目も聴き所。
 
それぞれの曲自体はなかなか良いと思うものも多いですが、全15曲(約70分)という長さと似たような曲が多い事あり、曲が進むにつれて辛くなってきてしまいます。特に真ん中と10曲目以降。数曲カットしていくらか身軽にするか(6と10から13など)、カットした上で曲順を変えるともっと聴き易かったかもしれないと思いました。
 
とはいえ、個人的にはこれが初めてのエアロスミスで、このアルバムでエアロスミスを好きになったという事もあるので、どちらかと言えば好きな方に入るアルバムです。
 
このアルバムの翌年には有名な I don't want to miss a thing がリリースされますが、その曲も収録された盤もあるとの事(ページはHMVです)なので、どうしても聴きたい方はベスト以外の選択肢としてこの盤もありかもしれません。
 
エアロスミスでまず一番に聴くべき作品ではないかもしれませんが、決して悪い内容ではないと思います。
 
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ナイン・ライヴズ/エアロスミス