毎月第2木曜日は 東大阪市の二つの障がい者施設のセッションに大橋、杉岡とで伺っています。

 

《若草園》

音楽ヘルパー協会がセッションに伺うようになりとても長いと聞いていますが その間施設の体制が変わったり利用者さんの顔ぶれも変わったりして
ここ一年位は とても大人数でセッションをするようになっていました。

30人以上、時には関係施設の利用者さんも加わりもっと大勢の日もあったりしてセッションがみなさんにとって満足のいくようなものになっているかどうか 悩ましい時も多かったのが事実です。

 

そこで 施設の担当者さんと話し合いをして むこうのご提案でセッションを二つのグループに分けてやってみることになりました。

今回は重度の障がいの方を中心とした8名のグループでした。大人数の時は 楽器も数が足らないのでどうしても歌中心でしたが 今日は少人数ということで いろいろな楽器やスカーフ バルーンなどを出してみました。

いつもと違う感じで 最初はとまどいからか楽しんでくれるところまではいきませんでしたが お一人おひとりと接することができてとてもいい時間だったと思います。

大人数だと 盛り上がった時の喜びもひとしおですが どうしてもアピールする人やノリのいい人中心にセッションが進んで行ったりして 

おとなしい人や うまく入っていけない人には 対応ができないのが実情です。 これからはお一人お一人に関われる機会が増えるので新たな気持ちでセッションに臨もうと思います。

 

《ライフグリーン》

昼からは元気いっぱいのライフグリーンさんです。こちらは若い男女ばかり14人の固定メンバーです。長い間関わっているので みなさんも盛り上がる ツボなどを心得ていてとてもいい感じでセッションができている気がします。

今回は一人ひとり楽器をもってもらって 「おもちゃのチャチャチャ」を合奏しました。 

「たいこやりたいひと~」など呼びかけてみると手を挙げてくれる人も増えました。 すきうたなどのコーナーでも いつもおとなしく座っている人が手を小さくあげてくれたり、毎回うれしい発見があります。 小さな変化にも気が付いて喜びあうことを大切にしていきたいと思います。


 

杉岡知子