先月、鶴岡にお邪魔しました。青森駅から奥羽線の特急「つがる」に乗り、秋田駅で羽越線の特急「いなほ」に乗り換え4時間50分ほどで鶴岡に到着しました。
「つがる」は以前は八戸駅から弘前駅までを走っていた新型の車両ですが、車内販売が無く寂しかったですが、いなほは東北本線のはつかりと同じ古い451系の車両でしたが、車内販売がありました。
昼食はいなほ内ですませ、初めて訪れた鶴岡駅には、「食の都庄内」親善大使の3シェフのお写真もありました。
駅前は、イオンが撤退するなど少し寂しい雰囲気ですが、いい天気。鶴岡駅には鶴岡観光連盟の無料レンタサイクルもあります。
滝沢シェフに鶴岡駅に迎えに来ていただき、最初に訪れたのは、鶴岡ICそばの鶴岡観光物産館の中の魚市場。
駐車場は庄内ナンバー、山形ナンバー、山形県外ナンバーの車でほぼ満員。人も沢山います。観光物産館なのでお土産品の売り場、食堂などもありますが、驚いたのは魚市場という魚や産が併設されていること。
その中の菅原鮮魚さんでは、庄内浜であがった新鮮な魚たちが並んでいました。
同じ日本海の青森県の西海岸(鰺ヶ沢や深浦)であがる魚に似ていてカレイの種類が豊富です。
庄内では、真ガレイを口細と呼ぶそうです。カレイは地方により呼び方が違うので面白いです。
庄内浜特産の珍しいガサエビ(蝦蛄ではありません)も並んでいます。ガサエビは鮮度が落ちやすく変色してしまうので、地元以外では生で食べることができません。すぐ黒くなってしまいます。その他、特産の赤海老(甘エビ)も沢山ならんでいました。
飴色のワタリガニ、イタリアンにぴったりの食材。
鶴岡はアル・ケッチァーノの奥田シェフの話からも在来野菜のイメージが強く、魚のイメージが無かったのですが、酒田にも隣接し、魚介類も新鮮でした。
庄内浜では「あらめ」、鰺ヶ沢や深浦では「ががめ」と呼ぶ「ツルアラメ」もありました。もしかするとツノマタなども獲れるかもしれませんね。
また、鶴岡市内には沢山の産直市があり驚きました。奥田シェフが蕪主を募集していた宝谷蕪、外内島きゅうり(八戸の糠塚きゅうりのような)在来野菜、たくさんの果物、魚やさん、温泉併設型の産直もありました。
イナゴの加工品もありました。
産直あぐりという産直には、アル・ケッチァーノ奥田シェフが協力した、アル・ケチャップ、アルケッピューレという商品が並んでいました。
トマトジュースという名前のイタリア料理ではおなじみのトマトウォーターもありました。
夕食は、10月2日(日)までアル・ケッチァーノと同じ敷地にある「イル・ケッチァーノ」で移動営業されていた、オステリア・デル・ボルゴでいただくことに。
<つづく>