小倉弘さんの新著、『自分でやったほうがいい病』を紹介します。


リーダー、経営者は必読です。

自分でやってしまうのは、エゴからだといいます。






◆以下、抜粋

自分でやったほうがいい病の人は損得勘定で仕事をしている人です。しかも、自分だけの特を考えたり、自分だけの気持ちのいいことを考えている人です。


中国の老子いわく


「飢えている人に魚をとってあげれば,一日は食べられるけど、

 魚のとり方を教えてあげれば、彼は一生食べることができる」


ある作業ができない人が目の前にいたとして、

その作業をやってあげる事で、その場では感謝されるし、

自分も気持ちがいいし、自尊心も高まる。

しかし、それは利己主義。



・人間には3つの幸せがある


「してもらう幸せ」。誰もが子供の頃は、この段階です。


次が、「自分でできる幸せ」。

親にしてもらわなくても、自分で出来る喜びを感じられるようになる。


その先の段階が「してあげる幸せ」。

親になるというのは、まさしく「してあげる幸せ」


幸せの大きさも、上の段階に行くごとに大きくなります。

自分でやったほうが早いという志向は、「自分でできる幸せ」の段階。



・自分のコピーを作ろうとしてはいけない

「自分でやったほうが早い病」の人は、

トッププレイヤーとして活躍できたため、

自分のやり方が正しいと思い込んでいます。

だから、「俺と同じ方法でやってみろ、絶対にうまくいくから」

と言ってしまいがち。



・師を見つける事が重要

 師がいなければ、いつも同じ角度から物事を見ているだけ。


・陰徳を積むことで人間として成長する

徳の積み方は、陰徳と陽徳がある。

隠徳は陰でこっそりすること。

陽徳はいいふらしてすること。

隠徳をするとエネルギーが高まります。

陽徳を積むとエネルギーが失われます。


リーダーの仕事は陽徳です。

エネルギーが奪われるのですから大変なのはあたりまえなのです。

だからこそ、リーダーは陰徳を積まなければならない。

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◆人として成長して欲しいヒントを散りばめた、素晴らしい本です。