夜光の階段
2009年4月23日 スタート テレビ朝日系 毎週木曜 後9:00~9:54 9話完結
【原作】 松本清張「夜光の階段」(新潮文庫刊)
【脚本】 竹山洋
【音楽】 吉川清之
【監督】 藤田明二 今井和久 高橋信之
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎
【プロデューサー】藤本一彦 布施等
【主題歌】CRIME OF LOVE (ポニーキャニオン)
【製作】テレビ朝日 MMJ
テレビ朝日松本清張生誕100年スペシャル企画
〓 原作者:松本清張紹介 〓
1909年、福岡県北九州小倉に生まれる。作家としては異例の40歳を過ぎてからのスタートであったが、新しい物語性と平明さが多く読者に支持され、『点と線』『目の壁』など空前のベストセラーを数多く生み出し、社会派推理小説ブームの原動力となった。
年を追うごとに様々なジャンルにその執筆活動の領域を拡大し、1992年82歳で没するまでの40余年の作家生活で生み出した作品は、長編、短編他あわせて千篇にも及び、数多くの映画・テレビドラマの原作となり続けている。
キャスト
佐山道夫 (32):【藤木直人】
新進気鋭の若手美容師。一流の技術とセンスで女性達を虜にし、美容家意の頂点を極めようと野心を持つ。
美容室『ムラセ』に勤めている。幼い頃に母親が蒸発したため、母親の愛情を知らないで育った。東京に出てくるまでの過去は、不明なところが多い。一流の技術とセンスで女性たちを虜にし、美容界の頂点を極めようと考えている。
枝村幸子(29):【木村佳乃】
婦人雑誌『女性回廊』編集者。道夫の客の一人。偶然入った『ムラセ』美容室で道夫と知り合い、今まで会った事の無いタイプの道夫に強く惹かれ、恋に落ちる。仕事柄、芸能界に強いコネクションを持っており、そのコネクションをふるに生かしバックアップしていくことになる。
福地フジ子(30):【夏川結衣】
週刊誌『フラッグ』編集者。幸子の友人。美貌の持ち主だが、ある過去から恋愛に興味を失い、いつも中性的な格好をしている。道夫の過去に関連している模様。
村瀬みな子(35):【荻野目慶子】
美容室『ムラセ』オーナー夫人。気性が荒いが利益をもたらす人には面倒見がよい。稼ぎ頭の道夫を可愛がっている。
桑山亜紀(24)【田丸麻紀】
桑山の娘。母親を亡くしてから、父の信爾と二人暮らし。道夫の客となり、店で得た情報を父に話す。
松岡トモ子(21):【原幹恵】
5年前に福岡で起きた殺人事件の被害者。事件を担当した桑山は、殺害現場にいた青年を犯人として起訴するが、精神鑑定の結果、重度の統合失調症と診断され、刑事事件は問われなかった。
柳田利夫(22):【増田修一郎】
美容室『ムラセ』に勤める美容師見習い。道夫を師と仰いでいる。
丸岡房江(45):【余貴美子】
東京高等検察庁検事。桑山の同僚。桑山と同じく、道夫の過去に興味を持ち、調査に乗り出す桑山に手を貸す事に。
波多野雅子(42)【室井滋】
証券会社社長夫人。道夫の客の一人。夫の金を使って暇を弄ぶ有閑マダム。道夫に可なり入れ込んで、道夫の独立資金を出し、道夫を独占しょうとする。
桑山信爾(55)【小林稔侍】
東京高等検察庁検事。5年前、福岡地方検察庁で担当した事件に道夫が関わってるのではないかと疑い、調べまわることになる。
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〓 藤木直人からのメッセージ 〓
「松本清張生誕100周年の連続ドラマを演じることで身が引き締まる思い。佐山のように野望を隠してのし上がっていく様は、自分にはない部分。視聴者の皆さんにも共鳴してもらえるような佐山を作っていけたらと思っています」
記者会見リポートでは、
「今年は松本清張生誕100周年という記念の年にこの『夜光の階段』という作品に参加できることを光栄に思っています。生誕100年にふさわしいとても豪華なキャストの皆さんとても魅力的で個性的で、毎日現場で共演者の方の演技を見るのが楽しみ。ただ1つ心配なのは僕が周りの人物を次々と殺していくということ(笑)。最終回までにはちょっと寂しいことになるのではと心配してます。面白く仕上がっていると思います。よろしくお願いします」
と語っている。
第1話「野望」シナリオ題「殺人美容師」4/23 12.5%
貧しい境遇から一躍美容界の花形となった青年の野望を藤木直人主演で描く。
雨の日、美容室『ムラセ』の店主村瀬進太郎(渡辺いっけい)が怒鳴っていた。
客から高級時計をプレゼントされた佐山にホストのようだとなじっていたのだ。どこか頼り気がなく守ってあげたくなる佐山は、天性的に女性を魅了する雰囲気と美容師としての腕を併せ持っている。男と別れたばかりの幸子(木村佳乃)は、偶然に店に入ってくる。幸子はしなやかな指先に魅せられ、佐山を意識するようになる。かたや、佐山(藤木直人)は幸子が『女性回廊』の女性編集者と知るや否や自分が担当すると言い出す。かたや検事の桑山(小林稔侍)は5年前の殺人事件を追っていた。
第2話「告白」4/30「盗聴される女」10.7%
佐山(藤木直人)は留置場に拘置されるが、フジ子(夏川結衣)によって助け出される。拘置が解かれた佐山は雅子(室井滋)に連絡し、迎えに来させる。その様子を見ていた刑事の桜田(高知東生)は、桑山(小林稔侍)を訪ね、佐山の過去を探ってきたと報告する。
第3話「飛躍」5/7「1億を貢ぐ女」9.7%
佐山(藤木直人)の店が開店にこぎ着け、幸子(木村佳乃)や竜子(赤座美代子)を迎えて華々しくオープンする。そのころ、桑山(小林稔侍)は上司から佐山を追うなと命じられる。2年後、美容家として成功した佐山は竜子の博多公演に付いて行くことになる。
第4話「策略」「失踪した人妻」9.8%
佐山(藤木直人)を追って、雅子(室井滋)が博多へ。佐山は5000万円の返却を迫る雅子から、借金の保証人になってほしいと実印を借りる。いっぽう、幸子(木村佳乃)は、戻った佐山を引き留める。翌日、佐山は雅子と待ち合わせ、天拝山へ向かう。
第5話「殺意」5/21「疑惑の殺意!?」10.1%
佐山(藤木直人)は青山に新店舗を開くが、そこでオーナーのように振る舞う幸子(木村佳乃)の態度にいら立ちを覚える。桑山(小林稔侍)は、桜田(高知東生)が独自に調べてきた事実を知り、幸子の身を案じて佐山から離れるよう忠告するが、幸子は聞き入れない。そんな中、佐山は沖縄での講習会にフジ子(夏川結衣)を呼び寄せ、幸子と別れるための協力を仰ぐ。そのころ、幸子は弓子(南野陽子)のパトロンに佐山と弓子の関係を暴露。弓子を追い詰めようとしていた。
第6話「殺害」5/28「婚約殺人の罠」9.6%
佐山(藤木直人)は青山に新店舗を開くが、そこでオーナーのように振る舞う幸子(木村佳乃)の態度にいら立ちを覚える。桑山(小林稔侍)は、桜田(高知東生)が独自に調べてきた事実を知り、幸子の身を案じて佐山から離れるよう忠告するが、幸子は聞き入れない。そんな中、佐山は沖縄での講習会にフジ子(夏川結衣)を呼び寄せ、幸子と別れるための協力を仰ぐ。そのころ、幸子は弓子(南野陽子)のパトロンに佐山と弓子の関係を暴露。弓子を追い詰めようとしていた。
第7話「隠滅」6/4「最終章告白!!」10.4%
目撃者の証言により、岡野(石井正則)が幸子(木村佳乃)殺しの容疑者として連行される。検事の桑山(小林稔侍)は、すべては天拝山の事件で真犯人である佐山(藤木直人)を取り逃がしたせいだと辞表を提出。桑山は弁護士に転身し岡野の弁護を引き受けることに。佐山の元に黒原(浜田学)から手紙が届くが、フジ子(夏川結衣)は桑山の罠だと見抜く。
第8話「自決」6/11「最終失踪!!]10.8%
みな子(荻野目慶子)の紹介で美容界のトップ・早苗(池内淳子)と出会った佐山(藤木直人)は早苗の会社を引き継ぐことに。そんな中、佐山は早苗の勧めでフジ子(夏川結衣)と結婚式を挙げる。いっぽう、青山店に佐山の母・槙子がやって来る。
最終話「英断」「衝撃の結末」12.1%
遺書めいた手紙を残し姿をけしたフジ子。母・槙子(柏木由紀子)の容態が急変してしまう。病室で母を見守る道夫のもとに、フジ子から連絡が入る。彼女が無事だったことに安堵したのか、槙子はフジ子との短い会話の後、静かに息を引き取るのだった。フジ子がいるという山中湖へ急行し、彼女と再会した道夫は、裁判ですべてを打ち明けると告白する。だが、フジ子はそれを受け入れることなく、「どんなことをしてもあなたを守る」と言い残し、自ら湖に身を投げてしまう。続いて、湖に飛び込む道夫。
だが、助かったのは道夫だけだった。
銀座地下鉄出入り口階段上A3.4 宣伝巨大看板
女将弓子がドラマ内で身に着けてる高級な小物類、着物から帯、簪に至るまで手抜きなく最高級を使っている。
http://www.mani-mani.org/item/kanzasi2/#3 かんざし
夜光の階段のドラマレビューを書くに当たり沢山、藤木直人の画像GETできた。
『ナースのお仕事』のちゃめっけたっぷりのインターン役、『ラブ・レボリューション』でのテレビ局記者役、須賀栄一郎を見た時は驚きだったゎ。イケ面だけど野暮ったさ、垢抜けがもう一つ出来てないなと彼の事をそう思っていた。
最初に見たのは『鬼の棲家』ドラマ。代議士の秘書役で♪(●♡∀♡ヾ☆*。○o。.
「あれ?見慣れない顔だけど、この人って可也 顔イケてるよ。髪型がダサいから目立たないのだ。」
そのうち、メナード化粧水のCMに出演した藤木直人は別人みたいに格好良かった。スタイリストの腕だよね。
一番好きなのは今でもラブ・レボリューションの藤木直人。少しキザで仕事優先、クールさもステキだったが後半、普通の人、教師の道を行く彼に変貌していく様も良かった。
今回は、外面は柔らかく女性受けする男が女にもてるの気づいた時、それをバネにのし上ろうと野望を持つ事から始まる。
貧しい生まれの佐山道夫は、生まれながらの美術センスを持ち合わせていた。手先の器用さ、斬新なセンスをふるに生かし女性の顔の欠点をカバーすべく髪をスタイリングしていく。
髪型ひとつで、その女性のもっとも輝くものを引き出す。次第に多くの女性がその腕と佐山の女性を擽る接し方に溺れていく。
自分の魅力を知りすぎた佐山は、美容師の腕でかけ上がる。利用できる女は片っ端から利用したが、後々纏わりついてきて邪魔になると堪らない圧迫感を感じ始める。自分のゆく道をさえぎり邪魔する者に、煮えたぎるほどの憎悪を抱いてしまう気質がある。それゆえに殺害に走るのか。。
小説と可也違う面があるので、此処はドラマの脚本に合わせて語る。
計算を働かせながらも綻びが出てくる。桑山は、長年の感で佐山が間違いなくヤッテルと確信を持つ。執拗に佐山に食らいつき、綻びから核心に触れる部分までに手繰り寄せることが出来てきた。目に見えなかった邪魔者の姿が浮き彫りになってきた。
佐山は大きな障害となる桑山から逃げ切る事が出来るのか。佐山を心から愛していた福地フジ子は自分の犠牲にしてまでも佐山を守ろうとする。
佐山が階段を登り詰められなかったのは冷酷に最後まで徹しきれなかったからだ。母親及び一人の女の身を挺した献身の前に脆くも崩れ去ってしまった。
佐山は徹頭徹尾、フジ子を利用することが出来なかった。はじまりは、都合のいい女、利用価値がある女だから誘惑し傍に置いたのに・・・
松本清張の小説に登場する主人公は悪人エゴの塊であっても最後、人間の愛によって幕を下ろすという筋書きが多いように思う。
〓 余談 〓
毎回楽しみにして久々に日本ドラマ鑑賞したが、韓国ドラマと違った良さがあった。纏わりつくような血縁関係を全面に打ち出す事は無いが人間の深淵に迫るテーマは、シンプルなだけにかえってボケないで描かれてると思う。
スーツ姿が似合う男性を好むσ(o^_^o) うふ この写真、実物より写りgood~☆
めちゃくちゃ 格好eee ヽ(´・`)ノ フッ トリプルEなのだ。
サラリーマンみたいだとダメで、そうかといってホストみたいでもダメなのだ。
ドラマで藤木直人をつくづく見たが、よる年には勝てないってか角度によって年月を感じた。年をへて良い顔になる男性もいるが、所謂世間でイケ面と言われてる人でかっこ良く年いった顔と思える人は少ない。
MR.BRAINも同時に見てるが、おひさで見たキムタクの顔の老け具合に驚いた。
まったく関係ないんだけど、以前はよく似てると思ってた二人。そっくりというほどじゃないけど顔のタイプとしては同じ系統だと思うのです。ヒョンビン 目元はヒョンビンの方が鋭いです。