このたび 家と仕事場であるサロンを移転いたしました。


私にとって大きな大きな決断でした。



両親の家に増築してもらって始めた『お店』 


働く環境をいただき、8年間私なりに真剣に取り組んできました。



私なりに培ってきたものを壊す…


これは避けて通れない道だったのだと思います。



今回の移動で


自分の中にどんなものがあるのか


たくさんみえました。



小さな時から 家族との 母との関係が私の大きな苦しみでした。



私を疎んだりしているわけではありません。



むしろ愛情にあふれ、私にとって良かれと思うことを 


精一杯してくれました。



なのに 私はそれを素直に受け取ることができなかったのです。



それは


母のいう幸せの形とは


 私がいかに苦労せずに安全でいられるか


ということだったから。



私のがんばっている姿は 母には「苦労している」としか映らず


いつしか否定の言葉しか言わなくなりました。



母が良かれと思うこと


「こういう娘でなければいけない・・・」


それを私は 条件付け されているように感じ


そのままの私でいることは 母の前では 許されていないと感じてきたのです。



『母の望む安心』


を与えられない自分に


いつも罪悪感を持っていました。



母の言う幸せの形とは違っても 私はこんなに幸せなんだよ と


訴えても届かず


いつもいつも認めてもらいたかった。






「安心で安全なことがすべて。」


このことは意識・無意識の中で 大きく刷り込まれていて


自分でも逃れられず縛られている。



ともすれば


過去にとらわれ


未来にとらわれ


不安の波の中に自ら入り込んでしまう。



それなのに


すさまじく抵抗している自分がいる。



私の中に「コントロールされたくない!」


という強い欲求があるから。



そして なぜ私は 自分の居心地のいい場所を作ることができなかったのか。


コントロールに抗いながらも


我慢をすれば生きていられる依存の中で


自分を生きる覚悟もなかったから。


私の不安が伝わっていたということだよね。





「地に足をつけて


自分らしく生きることを


やってみなさい」



この出来事は


そんなメッセージ



支えてくれる友は


「卒業」と言いました。



気がつけば もう50に手が届こうというこの年になって


やっとやっとの卒業です。



ちょっと 情けなくもあります。




今はただひたすらに


ひたむきに


目の前のことをやっていきます。



支えてくださっている皆様


ありがとうございます。



この大きな変化を

しっかりと受け止めていきます。