既存住宅のストック数と新築住宅の着工数 | おんぼろ不動産マーケット STAFF BLOG

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こんばんは。江頭です。

先日、建築基本法シンポジウム「空き家対策からストック活用へ」という公演を聞いてきました。
その中で気になる数字があったので紹介したいと思います。

みなさんは、現在の既存住宅のストック数と新築住宅の着
工数はご存知ですか?

平成25年の総住宅数は6063万戸、過去5年間の平均新築住宅
着工数は86万戸です。

この数字から導き出される答えは、新築住宅数は既存住宅ス
トックの約70分の1だということです。

現在の日本では、新築住宅の質の向上だけでは街や環境を改
善することができない状況にあることが推測できます。

今後は現在、新築住宅へ向けられている住宅政策は徐々に既
存住宅に向けられるのではないかと私は思います。

また、それに伴い中古流通市場は拡大され、今以上に物件の
販売スピードは加速することでしょう。

常にアンテナを張っていないと、物件が手に入らなくなる戦
国時代がやってくるかもしれませんね。

しかし、悪いことばかりではないと思います。
中古ストックの活用が増えれば、リノベーションに対する考え方もより広がり、
分譲マンションだけでなく、賃貸マンションでもリノベーションが可能になる物件が増えるかもしれません。
また、金融関係でも中古物件に対しても、以前よりも門が広く開かれ、ローンが
組みやすいプランが開発されるかもしれません。

今以上に自分のライフスタイルに合わせたお住まいを創り出せる環境になるのではないでしょうか。

私自身、どんな状況にも対応できるように常に感覚を研ぎ澄
ましておきたいものだ、と感じました。
日々、精進していきたいと思います。

ぜひ、今度ともおんぼろ不動産マーケットをよろしくお願い
いたします。

先日からご紹介しております、
中古×リノベーションセミナーもまだ少しお席に空きがござ
いますので、お時間が許す方はぜひご参加くださいませ。