あてにならない信託保全制度 | ビジネスパートナー募集ニュース

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ご存知の方も多いと思いますが、
「イニシア・スター証券株式会社」
が2月1日に正式に破産手続きに入りました。

検索すればその手の情報はたくさん出てきますので、
関連記事をご覧いただければ概要はご理解頂けると思いますが、
実は、顧客の資産を運営費等に流用していた為、
顧客の投資資金が、
全額帰ってこないという事態になっているのです。

ライセンスを取得し、
信託保全制度が導入されているにも関わらずです。

多くの業者のHPでは、
「お客様の資産を守る信託保全制度・・・」
等、記載があると思いますが、信託の仕方等もあるようですが、
こういった事態にはこの制度は対応しきれないという事を
あらためて考えておいた方がいいですね。


実は、信託保全制度はこういった事例に対しては機能しません、
海外の業者は信託保全ないから日本の業者しか怖くて使えないんだよね」
という話が、ちょこちょこ出る時がありますが、
「日本の信託制度も盲点だらけ、会社のキーマンが悪事を働いたら、
 日本の業者でも全額戻ってこない」
というのが事実です。

AIJの事件にしろ、今回の件にしろ、
金融に関する法律や規制制度自体の問題点も未だ多いです。

以前より、
お金だけ積んで要件だけ満たしてしまえば取得可能な投資顧問業の資格を持っていても、
 そこが提供しているサービスが利益を生み出すかどうかとは全く無関係・・・」
と私は考えていました、

日本人は、どうしても、資格やステータスに弱い、
というか、依存したい
というか、それで、自分を納得させて安心したい
というか、万が一損害を被った時に、それらのせいにしたい
という所があるみたいに感じますので、

投資を行う以上は、そんなものはあてにせず、
その投資を行う事による、業者、制度、システム、天変地異、ヒューマンエラー等々、
様々なリスクを想定した上で、そこに投じた資金がダメージを受けたとしても、
自分の中で消化できるようなスタンスで取り組む必要があると思います。

いわゆる「自己責任」って事だと思います。



ちなみに、我々が提携しようとしているFXビジネスは
海外のFX法人でありながら、

信用リスクを徹底的に排除する「完全分別保管」や運用資金を運用者に預けない「マネージドアカウント」を使うことで高い安全性を実現、徹底した資産の保全環境を整えて開始されます。