2匹の犬を有明保健所へ見送ってしまいました | Animal Life Saver

Animal Life Saver

福岡県大牟田市を中心として、どうぶつ愛護活動をおこなっている団体です

スタッフのこうのです。

つい先ほどの出来事です。
3月7日(火)昼頃、アニマルライフセーバーのフェイスブックにメッセージが届きました。

ご自身がお勤めの、荒尾市水道局の敷地内に、2匹の犬が迷い込んで来ているとの事。

荒尾市役所の環境保全課には既に連絡をされたものの、それでも何か他にいい方法はないかと悩まれたのだと思います。

2匹共首輪を付けているとの事でしたので、観察札など付けていないか尋ねましたが、身元のわかるものは付いてないとの事でした。

大牟田市動物管理センターでは、迷い犬(飼い犬)が収容された場合、その子にリードを付けて、捕獲場所付近を歩かせる事があります。稀に自分で家に帰れたり、その子を知っている方に会えたりするからです。

水道局は、私の自宅から車で3分の所にあります。

ひとまず石村代表に連絡し、急いで現場へ行ってみました。

敷地内奥手の方、水道局の職員さん2名と犬が2匹。

近寄ってみると、大きなゴールデンレトリバーとマルチーズのようです。

{7A2B8158-EA02-41FA-BC30-63452AAACF28}



{BB7086EF-686D-419D-BB7B-C56687803A45}

2匹共決して若くなさそうです。特にゴールデンの方は息づかいが荒く、芝生の上に伏せて、あまり動きたくない様子です。

取り敢えず紐を結んで、「お家に帰ろうか?」と促してみましたが、ゴールデンは動かず伏せたまま。一方、マルチーズの方はウロウロ動きはするのですが、ゴールデンを残してはイヤな様で、ゴールデンの側から離れません。

{4F9CDDEB-BAEF-47C7-BF45-18B8738019BA}

私が着く前、職員さんがメロンパンをあげてくれたそうなんですが、とってもお腹が空いていた様で、たくさん食べて、お水もガブガブ飲んだのだそうです。

「飼育放棄?」

身体には枯葉をたくさんくっ付けています。手入れもよくされていない感じです。ゴールデンの方はお尻に腫瘍らしき物が見えます。年老いて、病気になった2匹を、この付近の住宅街に棄てたのか?

この2匹の様子から、数日間さまよって、やっとここに辿り着いたという風に思えてきます。

それなら元の飼い主の所には戻らない方がいい。

そうしてる内に、市役所の環境保全課と、有明保健所から職員さんが来ました。








あっという間に車に乗せられ、有明保健所へ移送されて行きました。

「私が連れて帰ります」と言えなかった。
私の目を見て一生懸命訴えてたあの子たち。

飼い主さん、今頃
「年老いた愛犬たちがいなくなった!大変だ!」と探しているでしょうか?

それとも、厄介払いができたとホッとしているのでしょうか?

周辺を歩かせようと、私が持参した荷造り紐をそのまま付けて行ってしまいました。もちろん、保健所では外してくださいますが、私はあの子たちの何の力にもなってあげれませんでした。

{5619FB82-EC72-4F75-96BF-DAEF40DD45CB}

この子たちは、一定の収容期間の後、熊本県動物管理センターへ移送になります。

この子たちに心当たりがお有りの方、もしくは、新しいずっとの家族になってくださる方はいらっしゃいませんでしょうか?

いつもいつもお願いばかりで本当に申し訳ありません。

何卒よろしくお願いいたします。



熊本県有明保健所
熊本県玉名市岩崎1004-1
0968-72-2184

犬たちへのお問い合わせのみご連絡ください。お願いします。