市重要文化財「大醒榭」で楽しむ夜茶会〈夜咄〉 | おむすび博の講座レポブログ

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11月1日に行われた主催講座「市重要文化財「大醒榭(たいせいしゃ)」で楽しむ夜茶会」をレポートします。

さて、この素敵な茶室は市の重要文化遺産なのですが、どこにあると思いますか?




正解はむすびの地記念館です!

普段は入れないところなので、気がつかなかった人も居るかもしれませんね。




入り口は、記念館入り口手前の右にあります。

こちらの建物は大垣藩藩老・小原鉄心の別荘の「無何有荘」の一亭です。
林町にあったこの別荘は、これまで2度移築され、3度めの移築でこの地に整備されました。
市の重要文化財で、普段は入ることが出来ません。
ずっと気になっていた私は、ワクワクしながらカメラを持ってやってきました。
大醒榭は、和風に中国風意匠を取り入れた設計で茶室・湯殿・水屋・厠の4室で構成されています。

今回の講座では、茶室で夜咄(よばなし) が行われました。
夜咄とは、茶道のことばで、夕暮れ時から行われる茶事のことです。

明かり灯篭のみ。静寂と心地よいあかりのなかで、お茶を楽しむ夜会。


点前や拝見も、明かりのもとで行います。



実際の明るさはこのぐらい。
案内人である御菓子つちやさんの和菓子も、暗いなかでも色が楽しめるよう、白と黒の2色で作られています。


生けられているお花も、夜会のときは必ず白い花を使うのだそう。
暗くても存在感があり、お花を楽しむことが出来ます。




みなさんお着物でいらっしゃっていました。とっても素敵ですね。

私は茶道に触れたことが無く、今回初めてだったのですが
先生は優しく「いいのよ、楽しんでお茶を飲むのが一番だから」とお茶を立ててくださいました。
もっと深く茶道を知ってみたいな、と思いました。

まるで別世界に来たような、雅やかな世界に触れることのできる講座でした。