大きな存在だったんだ | 新潟市江南区・中央区 ベビーマッサージ教室 0歳からのおやこサロンPua

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こんばんは。

いつもご覧下さり、ありがとうございます。

 

先週から、メールの返信の遅れやレッスン中止など、たくさんの皆様にご心配をおかけしておりました。

 

まだメールの返信が追いついていない方もいて、本当にご迷惑をおかけしております。お写真送付などもう少しお時間ください!

 

ブログを書く気力も全くわかずにいたのですが、やはり今の私の気持ちを書いておきたいと思いPCへ向かっています。

 

先週、私の父が永眠致しました。

癌でした。

 

入退院を繰り返し闘病生活中だったので、小林麻央さんの死去も他人事ではなく私は心臓がドクドク音をたてたのを覚えています。

 

父もまた本当に苦しんで苦しんで、精一杯頑張ったと思います。

 

一日一日会うたびに、どんどん悪くなって、つきっきりで看病している母も今にも倒れそうで、私は常に気丈にしていなければといつも動揺を隠して面会にいっていました。

その頃だったかな?「かおる先生の表情がいつもより暗く感じる」って何人かの方に心配して頂いてました。

 

心が上の空だったのかもしれません・・・

 

医療の事なんて全くわからないけれど、私の目からもとても深刻な状態だと言う事は明らかで、姿を見る度にいたたまれない気持ちになっていました。

 

父は、一言で言うと変わり者で怒りっぽい人でした。

「だいっきらい!」って思うことも多々。

 

こんな風に病気にならなければ、こんなにも顔を合わせて話しをする事も、私自身が父を知ろうとする事もなかったかもしれません。

 

ものすごく強がっているけれど、本当はとっても寂しくて弱い人だった。

愛情表現がうまくないけれど誰よりも家族を大事に思っていたんだよね。

 

ちゃんと、言葉や態度で伝えられたら良かったのにね。

 

 

こうして、父が亡くなり思い出すのは楽しかった頃の思い出ばかり。

ここ数日、そんな事を思い出しては娘に話して聞かせて笑っていました。

 

ちょっと買い物に行こうって言ったかと思えば、到着した先は横浜だったり・・・本をかいにいくぞってツタヤにむかったはずなのに、着いた先は秋田県!!

帰りに秋田犬を買って帰ってきました(笑)。

 

2人で山菜を取りに行き、コンクリートがうたれたばかりの駐車場に間違って入っちゃって慌てて逃げてきた事もあったし。

あの足跡どうなったかな。

 

「私は変態です」っていう貼り紙を、いたずらで背中にはったらそのまま出かけちゃった事もあったな~

 

生きている間は、嫌な事ばかり目についてしまいがちだったけど、今こうして私が思い出すのはささやかな小さな小さな温かな思い出ばかり。

 

私の愛称は「チビ」でこんなアラフォーになっても父は未だに私を「チビ」って呼んでいました。

 

もうこんなにでっかくなったんだけどね。

最後の最後まで私の存在はずっと心配をかけるチビだったのだと思います。そして、父は最後の最後まで私の前でプライドが折れることなく強い人のままでした。

 

もうちょっとたくさん遊びに行けばよかったかなとか、色んな後悔が交差すると同時に大きな喪失感を感じているけれど、そんな自分の気持ちもちゃんと向き合っています。

 

今までと何ら変わりない平凡な日常なはずなのですが、何だかいつもとは一感覚も二感覚も違うような不思議な感覚です。

 

明日がくるのは当たり前ではなくて、元気でいられるのも当たり前ではないんですよね。

 

人は、いずれは皆、命つきます。

生かされている時間は平等ではない。

こればかりは誰にもわからない。

 

父は母に言いました。

「たくさん苦労をかけたけど、俺は散々やりたい事をやってきた人生だから悔いは無いんぜ」って。

 

 

感謝の言葉を伝えたかったら、また今度じゃなくてその時に言おう。

忙しさにかまけずに、会いたい人には会いに行こう。

今できることは、今していきたい。

後回しにしていたこと、ちゃんとしなくちゃな・・・

 

私も人生の最後に悔いは無いって言えるように生きていきたい。

 

夫婦仲が悪いコンテストなんてのがあれば優勝するんではないか?と思うほど顔を合わせれば喧嘩ばかりしていた父と母。

 

きずけば親子以上の時間を共に過ごして来ていた2人には愛だとかそんな言葉には表現できない超越した絆があったのだと言う事も目の当たりにしました。

 

父は、母に見送ってもらい幸せだったと思う。

 

やってあげれなかったことがいっぱいあって、ごめんね。

 

大きなものを残してくれてありがとう。