昨日19日の「読売新聞」夕刊・・・今日の朝刊にもでてるかな、と思ったんですが見当たらないので・・・


大阪・難波の商業施設「なんばパークス」の2期エリアが19日オープン、これで全面開業した・・・南海電鉄と高島屋が大阪球場跡に開発。店舗数は238店、売り場面積は5万1800平米と大型百貨店並。。。

午前11時の開店前から5450人の行列、初日で12万人の来場を見込む。。。


地元の人間として、もっと話題になるのかな、と思っていたんですが。。。

実際、何人来場した。というデータも今日の新聞には出てなかったなぁ・・・


2期エリアには、シネコン11スクリーン、他、話題のテナントとして、トイザらスの新業態店、カフェ併設の旭屋書店丸井の家具店、など・・・家族連れなど幅広い層を狙ったテナント集める。。。


テナント選びには、1期での反省が活かされているようです・・・


2003年10月オープンの1期は、初年度に2122万人来客が、その後は1500万人で推移・・・主なターゲットを30歳台女性に絞り込んだ戦略が伸び悩みの原因と考えられている。。。

「物を売るだけでなく、憩いの場を提供する、キタにない魅力ある施設になった。」と、年間2100万人、売上269億円を目標にする。。。


このコメントに現在の大阪の商業の現状が現れていますね。

難波中心の「ミナミ」と梅田の「キタ」の集客力に差がついているんですよ。。。


年間5000万人が来場する阪急百貨店のある梅田地区、ヨドバシカメラ大丸梅田店阪神百貨店が一極に集積・・・一方。ミナミ地区は高島屋マルイヤマダ電機ビックカメラそごう心斎橋店大丸心斎橋店など施設は多いが点在、さらに顧客層が違う。だから、 「ミナミ全体に客が流れ込まず、お客さんが回遊しなかった。」と。。。


そこでなんばパークス全面開業・・・「シネコンができたので映画を見て、買い物をして、周辺に足を伸ばす人も増える。」と自身を示す。。。

高島屋も09年に売り場拡大を計画。。。


「キタ」のお客さんをなんとか呼び戻したい・・・しかし、シネコン1つでそんなに変わるのかな。。。

心斎橋商店街や道頓堀など、個性的な大阪らしい場所なんですよね、「ミナミ」って・・・「キタ」はどちらかというと近代的、人工的なイメージかな・・・

なんとか一矢報いたいものです。。。ところが・・・


2011年には、梅田に三越出店など大阪駅北側の街開き、阪急百貨店の建て替え、大丸の増床が予定されている・・・ミナミについては、 「一時的ににぎわっても長続きしない。」と冷ややかに見る向きが多い。。。