今日の「日経MJ」から


アウトドア製造・販売大手のモンベルが顧客サービスを強化している・・・グループの売上は200億円、直営店は42店。この10年間で4倍に。。。


ここは、もともと顧客との関係強化をすごく意識していたお店ですよね。。。


会員数12万人の「モンベルクラブ」は、10年間で会員が10倍に・・・会報誌購読や店舗での割引サービスが受けられる。。。

自社主催のツアーも提供。年間600回、これも10年で倍増・・・店舗スタッフがスキーやトレッキング、カヌーなどを指導する自然体験プログラム、など大部分は初心者から中級者を対象。。。

観光地との観光客誘致を協力する「フレンドエリア」事業も昨秋に島根県隠岐の島町と契約し、3件目・・・自治体はモンベル顧客への告知メリット、換わりに会員がサービスを受けられる「フレンドショップ」を増やす。。。


今後はこれをさらに強化していく・・・


自主ツアーも回数を増やす・・・若者に人気のラフティングやシニア向けのトレッキングなどを中心に。。。

「フレンドエリア」事業でも、今年中に数ヶ所と提携し、会員サービスを充実させていく予定。。。


さらに、新たな取り組みも・・・


3月3日には、直営のユースホステルを奈良県の吉野川河畔に開業。客室16、カフェや研修室、アウトドア用品売り場も設置・・・05年まで国民宿舎として運営されていた施設を買い取り、改装。。。

売り場は午前7時にオープンし、外出直前でも利用できるように、また、野外料理教室やカヌー体験などのイベントも頻繁に開催。。。


なるほどね・・・

モノやお店でお客さんとつながり、サービスやイベントなどで長いお付き合いを・・・上手ですよね。。。


産業構造研究所によると、05年のアウトドア用品の国内出荷市場規模は約1000億で、06年には3.8%増加の予測。。。

団塊世代や若者などの初心者需要の取り込みが重要に・・・「モンベルクラブ」の会員の中心は30から40歳代、50以上のシニア会員は約3割。。。


今度は、初心者にモノとサービス両面でハードルを低く提供、新たな顧客を狙うんですよね・・・これもウマイ。。。