「CGでしょ?」
って思われるくらいなら
「ミニチュアでしょ?」
と言われた方が嬉しい。何故だろう?世代かな?例えば日本を代表するウルトラマンの特撮で「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」(06)においてのCGによるウルトラマンたちの宇宙戦闘よりも「ウルトラマン物語」(84)の操演による飛び人形のウルトラマンが活躍する宇宙戦闘の方が好きなのだ。結果、物語が通じればどっちでもいいのだが、好き嫌いもあるんじゃないかな?特にオミプロのような作り手の場合はね。
CGよりも手作り感のあるミニチュア。それでも合成はしているのだ。そのプロセスは以下で見てください。
![$オミプロ製作日誌](https://stat.ameba.jp/user_images/20120105/23/omiprotachiya/ca/0e/j/t02200147_0720048011718189284.jpg?caw=800)
↑ミニチュアのビル郡。
![$オミプロ製作日誌](https://stat.ameba.jp/user_images/20120105/23/omiprotachiya/13/6e/j/t02200147_0720048011718189283.jpg?caw=800)
↑手前のピンボケの部分を生かし、マスク(青い部分)を作る。
![$オミプロ製作日誌](https://stat.ameba.jp/user_images/20120105/23/omiprotachiya/a4/54/j/t02200122_0640035411718189627.jpg?caw=800)
↑ミニチュア電車の走る素材。これらすべてを1つの画面にする!
![$オミプロ製作日誌](https://stat.ameba.jp/user_images/20120105/23/omiprotachiya/de/86/j/t02200122_0640035411718189282.jpg?caw=800)
↑完成映像。
アナログ時代はこれがすごく手間のかかる作業だった。ミニチュアの大きさもすべて計算しなければならなかったが、デジタルになって自由自在。楽になった。
ちなみに手前にピンボケの枠があるのとないのとでは巨大感が全然違う。
こういう地味な作業も映画作りの一環である。完成したらこの作業が浮かばれるから嬉しい。一番つらいのは、観客は何気なく気づかずにすっと見てしまうこと・・・かもしれないね。
以上。
![ペタしてね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif)