春はお別れの季節です みんな旅立ってゆくんです
というフレーズから始まる曲がありました
小学生の時に流行った歌なんですけど、この季節になると、ついつい口ずさんでしまいます。
(秋元康さんは本当にすごい!)
春といえば卒業、というイメージがありますが、人生にはいろんなお別れや旅立ちがありますよね。
失恋、失業、離婚、ペットロス、家族や子供とのお別れや、愛する人の死や流産・・・。
よく考えると、私もこれらをほぼ体験しているのですが、どれも辛かったし、立ち直るのに時間がかかりました
それでも、生きていく中で、人の心はほんの少しずつ再生していくもので、別れを通してしか見られない景色があるのも事実
これも小学生の時ですけど、斉藤由貴さんの歌っておられた、『悲しみよこんにちは』という曲があって(作曲は玉置浩二さん)、その歌詞に
思い出あふれだしても
私の元気 負けないで
平気
ひび割れた胸の隙間に幸せ忍び込むから
ため息はつかない
不意に悲しみはやって来るけど
仲良くなってみせるわ
だって 約束よ
というフレーズがありました
実際に、この〝約束〟を現実にやってみるのはすっごく至難のわざだと思うんですけど、それでも
悲しみを受け止め、その意味を理解した上で乗り越えて、次の一歩を踏み出せれば・・・
人はその悲しみから、自分で自分を救うことができるはず。
そこへ向かわせてくれる本を、今月はご紹介します
起こった現実の受け止め方と、自らの意志で大きな一歩を踏み出す方法を教えてくれる一冊。
具体的なケースとともに、心を生まれ変わらせてくれるアファーメーションがたくさん書かれています。
たとえば、愛する人が亡くなってしまった時に、自分で自分を慰めることができることば。
私は愛する人が逝ってしまったことを許します。
私は愛する人がこの世でしたすべてのことを許します。
それから、宿った命を産むことができなかった時の心の在り方。
全ては起こるべきことが起こっただけなのです。
私は自分の身体をゆるします。
私の身体はすべて良好です。
他にも、先ほど例をあげてみた、失恋や離婚、失業やペットロス・・・、についてもたくさんのアファ―メーションが、具体的なエピソードとともに書かれています。
実際に私も、いくつかの言葉をそのまま読み上げてみたのですが・・・
読むだけでなくて、声に出して、自分の耳で聞くことの大切さがよくわかりました
誰の人生も、毎日が快晴だとは限らない
少しずつ曇っていく時もあれば、いきなり土砂降りに見舞われる日もあるでしょう。
そんな時、いきなり傷口にばんそうこうを貼らずに、自分の心を消毒して、治癒を早めることができたら・・・、なんて素晴らしいこと
その方法をたくさん教えてくれる一冊。
オンブレィユの本棚の中で、みなさまに手にとってもらえることをお待ちしています。
今月のオススメ本の貸し出しは、次月以降とさせていただいています。
ご了承くださいませ。