いきなりぎょぎょっとするタイトルになりましたが・・・。
最近、生も死も同じ、というか、生なくしては死は語れないし、死があるから生に意味を持たせることができるんだな、と思うことが増えました。
周りの人が亡くなることは、人生の中で何度も、経験すること。
わたしが亡くなることは、人生の中で一度だけ、経験すること。
でも、どちらも同じ〝死〟であり、その中にはちゃんと〝生〟があって、全ての生と死はつながっている
そう思うようになることで、今の全てをするりと受け入れ、これまでの全てを愛することができるようになるのでは・・・と最近思っています。
そう感じることは、うまく言葉であらわすことができなかったのですが、先月、ある本に出逢いました。
この本の中には、私が想うすべてのことが、シンプルな文章と写真で表現されていました・・・
この本は、25年間ベストセラーで読み継がれてきたものの新装版
私は、今回はじめてこの本の存在を知ったのですが、読んでいて何度も熱いものがこみ上げてきました。
そうそう、こういう真実、こういう景色が見たかったんだという気持ち。
自分の中でうごめいていた感情がほぐされて、一本の強い糸に変わるような。
子供の頃、祖母が亡くなった時に、私は母に聞きました。
「なんで人は死ぬん?」
その答えが、この本の中にあります
花がゆれる。
花の影がゆれる。
光には発情が、影には死が見える。
読まれたことがある方も、まだない方もぜひ。
アロマな図書コーナーから見つけてみて下さいね
今月のオススメ本の貸し出しは、次月以降とさせていただいております。ご了承ください。
メメントモリ・・・ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。
「死を記憶せよ」などと訳され、芸術作品のモチーフとして広く使われる。