「鬱金香」・・・、この漢字を「チューリップ
![チューリップ](https://emoji.ameba.jp/img/user/pi/pigmi520/2157754.gif)
「マリーゴールド
![花](https://emoji.ameba.jp/img/user/bl/blue-pearl66/14565.gif)
![ブルーサルビア](https://emoji.ameba.jp/img/user/sh/shokawan1271/2544649.gif)
![サボテン](https://emoji.ameba.jp/img/user/la/lazyholic/896531.gif)
「シクラメン
![シクラメン・ビクトリア](https://emoji.ameba.jp/img/user/pe/pew/758524.gif)
シクラメンなんかかわいそう・・・
![涙](https://emoji.ameba.jp/img/user/et/eternalwish/174213.gif)
さて、今回のお客さまから伝わってきたストーリーは、チューリップの球根が主役。
読んでくださった方に「懐かしい!」と言っていただけて、私も、子供の頃を頑張って思い出しました
![ルンルン](https://emoji.ameba.jp/img/user/ch/chocochip-meronpan0703/1442073.gif)
植物のお世話って、昔から苦手だったなぁ・・・。
当時、植物を漢字にしてイメージしながらお世話をしていたら、もっと楽しくお世話できたのかもしれませんね
![芽](https://emoji.ameba.jp/img/user/no/now-over/1031506.gif)
チューリップの球根と女の子のお話は、今日で完結
![お花](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nandm0404/367164.gif)
お客さまの施術中に伝わってきたストーリー、球根の声~前篇~の続きとなっています
![冬期](https://emoji.ameba.jp/img/user/zy/zykn0004/1026939.gif)
毎日話しかけて、毎日観察をして、毎日手入れを欠かしませんでした。
他の生徒たちが植えた球根から咲いた茶色いチューリップたちは、やがてさまざまな色へと変化していきました。
明るい色へ変わったチューリップを眺める先生も生徒たちも、女の子の手入れのおかげだと思っていました。
けれど、一輪だけ、プランターの片隅でずっと茶色いままのチューリップがありました。
女の子は、そのチューリップにも、他のチューリップと同様に、心を込めて話しかけ熱心に世話をしました。
それでも、茶色いチューリップの色は変わりません。
それどころか、葉はしおれ、色はくすんで、どんどん元気をなくしていくように見えました。
女の子は、やがて、茶色いチューリップの世話をあきらめるようになっていきました。
そして、数週間が過ぎました。
女の子も生徒たちも、茶色いチューリップの存在をすっかり忘れていました。
他のチューリップたちも旬の時を過ぎ、誰しもが他の植物へと心を移らせるようになっていました。
そんなある日、ふと思い立った女の子は、久しぶりにチューリップの咲く花壇へ行ってみました。
そこで女の子は、チューリップの植えられたプランターの片隅で、ひときわ鮮やかな赤い色のチューリップに目を奪われました。
それは、世話をすることをあきらめた、あの茶色いチューリップでした。
しおれていた葉はよみがえり、頭を垂れていた花も、しゃんとして元気を取り戻しています。
(なんで・・・?いつの間に・・・。私、何もお世話してへんかったのに・・・)
女の子は、不思議に思いました。
そして、赤いチューリップに話しかけました。
「もしかして、あなたは自分一人の力で咲きたかったん?」
女の子には、赤いチューリップがかすかにうなずいたように見えました。
女の子は、じょうろにほんの少しだけ水をくみました。
そして、赤いチューリップに近づいて、そっと触れてみました。
「大切なことを教えてくれてありがとう。」
そう言うと、チューリップの少し上からじょうろを傾けました。
少しだけチューリップに水を与えて、女の子はすぐにその場を離れました。
振り向くと、赤いチューリップの上には、小さな小さな虹が出ていました。
虹はきらきらと輝いて、やがてゆっくりと消えていきました。
おわり
![じょうろ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ar/aroma-luna/145831.gif)
![じょうろ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ar/aroma-luna/145834.gif)
植物って不思議です。
同じように世話をしていても、植物を育てるのが上手な人と、そうでない人がいます。
私は、昔から枯らせてしまう方なので、上手な方を見ると尊敬します
![キラキラ](https://emoji.ameba.jp/img/user/re/red-enka/86487.gif)
このお話の持ち主のお客さまは、私が思うに前者の方。
心を込めたお世話が、自ずとできる方です
![hime](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/himerinngo7188/17318.gif)
今回のお話は、特に説明する必要がないくらい、わかりやすかったと思いますので、
今回は早速、キーワードだけ読み解いていきたいと思います
![鉛筆](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nandm0404/367330.gif)
人の一生を考える時、何かの終わりを考える時、それは、生から死へとむかいます。
ですが、今回の物語の主役、『球根』があらわすものは、その真逆
![!](https://emoji.ameba.jp/img/user/sh/shiro-kumako/1938766.gif)
『球根』は、死から生へとむかうシンボルとされています。
死からはじまるもの・・・、というとなんだか怖いイメージですね・・・。
ですが、それは、誰の人生の中でも、必ず幾度か繰り返されているものです。
死をむかえた現象は、スピードの差こそあれ、必ず再生へとむかいます
![↑](https://emoji.ameba.jp/img/user/fr/franz1116/373089.gif)
けれどその道のりは、誰にとってもつらく険しいもの。
死んだように眠ったままでいいや、って思うこともありますよね
![泣](https://emoji.ameba.jp/img/user/es/essence68/1571307.gif)
私も、心が完全に死んだことありますよ~。今までに2回ありますね。
そんな時、みなさまなら、声をかけてほしいですか
![?](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/hinyanta57/1372055.gif)
それとも、そっとしておいてほしいですか
![?](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/hinyanta57/1372047.gif)
そんな、死から生にいたる行程は、五段階。
〝死〟⇒〝腐敗〟⇒〝土壌の確立〟⇒〝植えつけ〟⇒〝種まき〟
『球根』が教えてくれるのは、今が〝植えつけ〟の段階だ、ということ。
なので、きっともうすぐなんですよね。生の本当の誕生は
![キャンドル](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/hiraracya/505136.gif)
そして、生まれることができれば、開花する可能性が出てきます。
大切なのは、今が〝植えつけ〟の時期だと分かっておくこと
![e913](https://emoji.ameba.jp/img/user/er/erika913/2387144.gif)
そうすればきっと、辛い今の意味も分かって、光の方向に気付くことができるのではないでしょうか・・・
![crystal*](https://emoji.ameba.jp/img/user/pi/pink---rose/35248.gif)
今が人生のどの段階にあっても、その位置をちゃんと知っていれば、自分自身を見失わなければ、きっと自分色の花が咲くはず、そう思います
![宝石](https://emoji.ameba.jp/img/user/ca/candy-holicxxx/1863620.gif)
女の子が世話をしていたのは、チューリップではなくて、自分の心だったのかもしれませんね
![カケラマン](https://emoji.ameba.jp/img/user/ka/kakeraman/898462.gif)
ただ、私にお伝えできるのはここまで・・・。
香りとトリートメントから浮かび上がるおとぎ話、今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
次は、あなたの心の中の物語かもしれません・・・
![rabbit*^^*ポッ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ra/rayginga/2222762.gif)