久しぶりの記録。

書かなかった一ヶ月はいろいろとイベント満載すぎた。

追って記録をしていこうと思う。

 

連休イベントとして両親と3人で白骨温泉に1泊。

白骨温泉とか乗鞍高原とかは今では松本市内だし、子どもの頃から馴染みがある感覚なのだが、昨年の今時期に気軽な気持ちで乗鞍の日帰り温泉に母親と出掛けてみて、あまりの山道の狭さと圧迫感に驚いた。

 

普段山道の運転は、長野で慣れているが、舗装がなされているスパイラルへの道や、戸隠高原への道、はたまた志賀高原やら菅平高原なども含め、冬の道も含めて何とも感じたことはないのだが、なぜに乗鞍・白骨温泉〜飛騨高山方面の道路に抵抗があるのだろうかと思うほどに抵抗を感じ、神経を使ってへとへとに疲れた。

 

松本から白骨温泉へのルートは2つあるらしい。ひとつは乗鞍高原を経由する道、もう一つは上高地の入り口である沢渡から急斜面を上る道でこちらはショートカットだという。行きは乗鞍で知る人ぞ知る美味しいそばを食べたいということだったのだが、そのそば屋が見つからない。父ちゃんはそばやの名前を忘れたというので調べようもなく山道を行き来しながら探した。結局見つかったのだが、数年前にやめたっぽい模様。名前は「いがや」。食べログの記録だと2012年まであり、父親も2013年頃に最後に来たという。

 

乗鞍で食べることを止め、白骨温泉まで行くと言う。嫌な予感は的中し、白骨温泉エリアには食事ができるような店は少ない。あっても混んでいるし。時間は1時半を回り、空腹と疲労により睡魔が襲う。

 

とりあえず入れた店のそばは、父親いわく、コンビニのそばのようなもの。美味しいとかまずいとか、そういう問題ではない。とりあえず、腹に入れた。

 

山険しく、道も狭い。特にトンネルは暗いし、ぶつかるのではと神経使う。そんな秘境になじめない私は、この場所と相性が悪いのではないかと、思ったりする。

 

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狭いトンネル

昼食後、3時少し前。旅館にチェックイン。母親だけ一人温泉へ行き、私と父ちゃんはこたつで1時間にわたって昼寝。

4時過ぎてから温泉へ。露天などを一通り入って夕食。

 

夕食時、後半になるにつれ、胃の激痛に襲われる。このところの外食のしすぎか、温泉の湯を一口飲んだせいなのか、はたまたストレスによるものか?

母親からクスリをもらってとりあえず、落ち着いたので、また温泉へ。

 

泊まった旅館はコスパが今ひとつ。思っていたイメージとは違って少しがっかりだったのだが、温泉が最高であった。温泉はいろいろと巡ったけれど、ぬる湯の透明の炭酸泉に入っていると気泡を肌にまとう。加温すると湯が白くなるそうで。

 

家族3人、いつも顔を付き合わせていることもあり、母親とけんかでもしなければ、取り立てて話すこともない。

川の字に敷かれたふとんに寝そべって、BSでやってたジャッキーチェンの映画(面白かった)を観たり、世界ネコ歩きの特集を観ているうちに寝に落ちた。

 

朝起きてもう一回温泉に入ってからチェックアウト。

違うルートも道は細かったけど、乗鞍通るよりもショートカット。

自宅まで1時間15分ほどかかった。

 

私は松本の街の中に生まれ育った。

松本の街の雰囲気は独特だしいいところだと、出戻ってからあらためて思ったのだけど、松本平のことは一部しか知らなかったんだなと、今回の一泊旅行であらためて思った。

あの山々もひっくるめての松本。上高地・乗鞍方面エリアについてはイメージしかなかったけれども、実際に足を運んでみると本当に険しい山である。長野の山とはまるで違う。ヨーロッパの山地方にある意味似ている。

車で入って行くのが億劫に感じるほどに道もよくない。松本市内から1時間以上かかる。不便な感じだ。

 

億劫さが増すのは、楽に移動できることに慣れ過ぎたからでもある。ある程度の安全は確保される必要はあるし、生活者な便は考える必要は当然あるが、観光とか考えた時に、ここ、不便なままでいいんじゃないかと何となく感じた。

いろいろと便利すぎる世の中は加速していくけれども、その逆をいく「いきずらい場所だからそこの素敵」という特徴を際立てた工夫をするほうがいい。

正直今の時代にしてみれば、松本って東京からもあまり近くない。

これはこれでこのままで、「陸の孤島」でいいんじゃないか。

というか、そういうところなんだと、知らなかった事を知ったことへの妙な感慨があった。