小池龍之介さんの月読寺に行って来ました | あざみ野おうちサロンサントラン

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最近、はまっているのが、小池龍之介さんの本としいたけさんのブログ。

で、ついに小池龍之介さんの坐禅の指導を受けたくなり、土曜日に稲村ガ崎にある月読寺に行ってきました。

実は、私、坐禅はほぼ、はじめて。
昔一度だけ、30分くらい座ったことがあるんですけど、正直、座っている間、どうしていればよかったのか全くわからないまま、時間を過ごしたことを覚えています。

また、坐禅の修行をしている他の方からは、坐禅は、何も考えず、「無」を目指す(この言葉は適切じゃないけど、そこを説明しようとするとややこしくなるからとりあえず)という話を聞いていました。

私はヴァータが多い、ヴァータ・ピッタ体質なので、いつも頭の中は考えごとでいっぱい。
瞑想中もすぐ考えごとに行きがち。その代わり、寝ちゃうってことはあまりないのです。ちょっと話はそれますが、これがカファ体質の人だと圧倒的に瞑想中寝ちゃう人が多いんですよね。

話をもどして、小池龍之介さんもヴァータ体質なのかな?
その初心者向け坐禅会では、もちろん、最終的には「無」なんだけれども、それは今は無理だからということなのか、逆に、

ほら、頭の中でこんなこと考えちゃうでしょ?
って次から次へ考えごとの連鎖が起きる様子を言葉で話してくれちゃうんです。延々と考えごとの連鎖。それをぜーんぶ言葉にしてくれる。
それを聞いて、あまりに頷けちゃうんで、この人ヴァータ体質かなと思いました。

これはありがたかったです。目からウロコでした。

そう、そう、そうなの。
そんなふうに考えが次から次へと進んじゃうんですよ〜!

と良き理解者に出会えた嬉しさ!

そして、そうなった時、どうすればいいかを教えてくれるんです。

それは、ズバリ、やり過ごすということです。

まずは気づく。

あ、考えてる!と。

次に、そのことに巻き込まれない。
その考えを深めたり、逆にこんなこと考えてダメじゃないかと否定したりしない。
(これは浮かんできた考えにエネルギーを投下しないということです)

そして、すり抜けさせる。
小池龍之介さんは、それを「ま、いいか」という言葉で表現していました。

ちなみに私はここが苦手。どうしても、「ま、いいか」と思えない。
「ま、いい……、いや、よくないよくない!」ってなりがち。

でも、とてもいい方法を教えてくれたんです。

3Dメガネをかけて映像を見たことがありますか。
3Dメガネをかけていると、物が自分の方に飛んで来た時、それは実物ではなく、当たらないとわかっていても思わず、よけちゃいますよね。
私たちが人生で苦しむのは、それに似ているのだそうです。

頭の中に浮かんだ考え、あるいは感情を、「私が」考えている、「私の」気持ちと思っているわけですが、それは、脳が勝手に自動的にやっていることなんだそうです。
それを私たちは「私が考え出したもの」「私の気持ち」と錯覚している。

3Dの映像物が本当にあるかのように思って、それに当たらないようによけるのと同じで、
頭の中の考えや感情にとらわれてよけよう、どうにかしようとしてしまうわけです。

3Dの映像の中で、物が自分に向かって飛んできても、これは実物ではなく、当たっても痛くない、そもそも当たるということもない、ただ、私を通り過ぎていくものなんだと思えば、別によける必要もないように、

次から次へと浮かんでくる考えをただ見てやり過ごせばいいのだということでした。

それを坐禅中に実践したわけですが、そうしたら、本当に浮かんでくる考えに今までとは違った対処の仕方ができるようになりました。

といっても、小池龍之介さんの声の導きなしに一人でやるにはまだちょっと難しい状況にいますが。

何事も先生につけるというのはとてもありがたいことだなあと思いました。

稲村ガ崎

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