詰め替え容器の中の雑菌 | オリゴヴィータ ブログ

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オリゴヴィータスタッフKです。


最近、シャンプー、リンス、洗剤などで、エコや経済的な理由から
最初に買った容器を再利用して中身を入れ替えるタイプの商品が
増えています。

これらのボトルの中には、雑菌などはいないのでしょうか?
調べてみました。

結論から言いますと、容器の中に雑菌はいます。
ただ、洗剤などの場合、仮に少し有害な雑菌などが混ざっていても、
泡をすすぎ流すときに薄まるので、あまり心配はいりません。


細菌の繁殖を防ぐには、「乾燥」させることが重要です。

細菌が増殖するには、水分、養分、温度が必要なので、
水分をしっかり乾燥させていれば細菌の増殖は防げます。


しかし、毎日使う製品の場合、中の水分を軽くふき取ったとしても
完全に乾燥させるのは難しいです。

容器をすすいでも、少しの水分は内側に残ります。
雑菌も付着している可能性がありますが、何回かすすげば
それらの数はかなり減っていきます。


ただ、細菌は最初の数から増えていくという特徴があるので、
一定時間たてばどうしても増殖してしまいます。

しかし、詰め替え容器の細菌が原因となった事故というのはないので、
実際は洗浄してもしなくても詰め替えてから一定時間すれば
細菌の数は大差なくなり、実際の人体への重大な影響はないと考えられます。



どうしても気になる人は、容器を2つ用意して、片方を使っているあいだに、
もう片方を洗浄して中を完全に乾燥させて保管しておきましょう。

交互に使えば、細菌の繁殖を防げます。
念には念を入れたい人は、窓際や屋外で太陽光線に当てて
しっかり乾燥させましょう。



菌の数よりも気になるのは、菌の種類だと思います。
毒性の強い菌の場合、数が少なくても感染したら大変です。

しかし、家庭内の詰め替え容器にこれらが混入する可能性は
ほとんどありません。

キッチンや洗面台や浴室にもともと住みついている微生物は、
病原性があまり強くない「弱毒菌」と呼ばれる菌か、
私たちの皮膚にいる「常在菌」です。

詰め替えの時に容器内に入ったとしても、普段身の回りにいる菌と
かわりありません。
自宅の環境にいる菌の大部分は自分が持ち込んだ菌なので、
恐ろしい病原性はありません。


ただし、例外があります。それは指に傷がある時です。
血液によって皮膚の常在菌が変化してしまうことがあります。

中でも黄色ブドウ球菌は血液が大好きな菌です。
最近のシャンプーやリンスは、アミノ酸やいろいろな天然物の抽出成分が
添加してあって栄養豊富です。

混入すると増殖する可能性が十分ありますので、指に傷がある時は、
念のために詰め替え作業を避けた方がいいです。


黄色ブドウ球菌は花粉症の人では鼻水に混入している可能性が
高い菌ですので、花粉症の人は花粉症の時期には、
詰め替え作業を避けた方がいいです。


※黄色ブドウ球菌とは、鼻の中に存在する常在細菌で
ヒトに常在するブドウ球菌の中では毒性が高く、
傷口などから体内に入ると、膿瘍、食中毒、肺炎、髄膜炎、
敗血症などを起こすことがあります。



私たち人間に必要な細菌もいるので、細菌とはうまくつきあっていきたいものです。


 スタッフK