川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-白亜紀のワニの多様性

この前、恐竜の時代だった白亜紀のワニは

かなり多様性に富んでいたことを記事にした


「恐竜時代のワニの多様性について」  5月1日のエントリー


今回は

それをつくづく思い知らされるニュースが飛び込んできた!


ナショナルジオグラフィックニュース 2009年7月9日

「アルマジロのようなワニの化石を発見」

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=26923726&expand

骨格の画像があるので見てほしい!


そのアルマジロのようなワニとはこいつだ!


アルマジロスクス  学名(Armadillosuchus arrudai


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甲羅で覆われたこのワニは

まるでアルマジロとワニを足して2で割ったような合成魔獣だ!


ワニの仲間だが、

エサの食べ方はワニのようにガブリっ!と噛み砕き、そのまま呑み込む

というわけでなく、

下アゴが前後にスライドさせることができ、

哺乳類のように、ムシャリムシャリと咀嚼して食べるのだという!


さらに、このアルマジロスクスの生息していた環境は

高温で乾燥した気候で、

前脚で穴を掘って、日差しのきつい日中は穴の中でやり過ごしたのでは

なんていわれている!


その姿だけでなく、その生態までもが、アルマジロそのものである!


あまりにも強烈な姿のアルマジロスクス・・・。

恐竜時代のワニの多様性、そしてその収斂進化も

ついにここまできたかといった発見だ!