新潟県長岡市で新潟中越地震に伴う復旧工事現場で

海生哺乳類カイギュウ類の化石が発見されたそうです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070209k0000m040154000c.html  


化石は頭部などが欠けるもほぼ完全な形で発見されており、

前腕の長さ、太さが直径7cmの肋骨から、

体長7mと推定されている。


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海牛(カイギュウ)とはジュゴン マナティー などの

海生哺乳類だ。


絶滅種ではカイギュウ類のなかでも

体長9mもある最大種の

ステラーダイカイギュウ が有名だ。

海牛  

※大きさの対比に使われているキューティーハニーは意味ありません

 ただ描きたかっただけです。


このステラーダイカイギュウは現生のジュゴンなどと違い

寒冷な海に適応したカイギュウだ。


日本ではそんなカイギュウが化石として、よく発見されている。


ヤマガタダイカイギュウ

 1978年山形県西村山郡で発見。体長3,8m。約800万年前

アイヅタカサトカイギュウ

 1980年福島県耶麻郡高郷村で発見。体長3,7m。約800万年前

タキカワカイギュウ

 1980年北海道滝川市で発見。体長8m。約500万年前

ピリカカイギュウ

 1983年北海道今金町で発見。体長8m。約120万年前

(名前なし?)

 2003年札幌市南区砥山で発見。約1000~750万年前。


など国内だけで北海道を中心に合計24もの発掘例があるそうです。


寒冷適応したカイギュウはほとんど絶滅してしまい、

最後に生き残ったのがベーリング海のステラーダイカイギュウ。
1768年に人の乱獲により絶滅したともいわれています。


ステラーカイギュウの絶滅についてはこの過去の記事へどうぞ!

http://ameblo.jp/oldworld/entry-10003441858.html