2005-08-11 18:41:47

ステラーダイカイギュウ

テーマ:動物、古生物うんちく

トップページ新生代第四紀の世界ベーリング海(ベーリング海の悲劇)


ベーリング海の悲劇。

時は1741年11月・・・。ここは太平洋の最北端のベーリング海。


デンマーク出身の探検家ベーリング率いる探検隊が

コマンドル諸島の無人島(後のベーリング島)に座礁。

飢えと寒さで船員の半数以上が死亡した。

その中には指揮官であるベーリングも

その1人だった。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーカイギュウ発見

座礁した探検船「セントピュートル号

偶然にもそこに誰もみたことのない巨大な生き物がいた。

体長は9mそして胴回りは6mを超えるクジラサイズの巨大な海牛だった。


生き残った探検隊のリーダーになった

ドイツ人医師であり博物学者の「ステラー」 によって報告され

「ステラーダイカイギュウ」と名づけられる

そしてその海獣の話はすぐに広まった・・・。

   



ステラーダイカイギュウ  学名(Hydrodamalis gigas


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーダイカイギュウ

体長7,5~9mの巨大な海牛。

体を大きくして脂肪を蓄え、寒冷な気候に適応していた。

寒冷な海の浅瀬に生息し、寒冷な海に育つコンブなどの海藻類を

食べた。なんでも海藻類を主に食べる脊椎動物は

このステラーカイギュウしか知られていないんだとか。


ステラーの報告により、瞬く間にこのステラーカイギュウの話題が

広まった。


船乗り 船乗りA


「いやぁ、あの探検は過酷だったね。
でもあの警戒心まるっきりなしの巨大な海獣の捕らえた

おかげで食べるのに不自由しなかったよ。

味は子牛の肉の味がしてなかなかイケてたよ。」


町人 町人B


「なんでも、ステラーカイギュウってヤツの脂肪って

アーモンドオイルのような味がして、ランプの火にも

利用できたんだとか。

ステラーたちが生還できたのもその動物のおかげ

なんだってな。」


商人 商人C

「あのベーリング海ってところ、寒いけどラッコやオットセイ

などの毛皮獣がたくさんおるんだってな。

こりゃぁ、ビジネスチャンスってヤツじゃないかい!

ハンターでも雇って、いっちょ行ってやるか!」



そしてたくさんの毛皮商人やハンターたちが肉や脂肪、毛皮を求めて

ベーリング海は旅立った・・・。

そしてステラーカイギュウの乱獲がはじまった!!


巨体であるため天敵がいないステラーカイギュウ

海でのんびり過ごしていたため、

性格はおとなしく、人間に対する警戒心がまるっきりなかった。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーカイギュウ乱獲

そして、ハンターたちにあっさり狩られてしまう。


            船乗り


船乗り「おっと、一匹をやったからといって、満足しちゃ

      いけねぇ~よ。

      本番はこれから、しばらく待ってると

      たくさんのステラーカイギュウが寄ってくるからさ。

      傷ついた仲間を助けようと寄ってくるのだ。

      その習性を利用して大漁って寸法さ。

      



川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーカイギュウ乱獲2

傷ついたステラーカイギュウを助けようとたくさんの仲間が

集まってくる。とくに傷ついたものがメスの場合は

特にその習性が顕著に出てくるとか!


             商人


 商人「にゃ~るほど。

     戦いに勝利するには敵を知れということかいな!!

     確かにたくさんステラーダイカイギュウがよってきよんな。

     これで毛皮がたくさん・・・

     大儲けやん!!ここは金山ならぬ金海や!!」

     



川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーカイギュウ乱獲3


どんどん、ハンターたちに狩られていくステラーカイギュウたち、

ステラーカイギュウのコマンドに「戦う」、「逃げる」という文字はない!!

ハンターたちに攻撃されても「傷ついた仲間」たちを見つめ

かばう」だけであった。


1741年のステラーカイギュウの発見から

27年後の1768年、

この海にやってきた男の

カイギュウが2,3ひき残っていたので殺した」としるしたのが

ステラーダイカイギュウの最後の記録であるという。


ヒトの凄まじい欲望により、発見されてからわずか27年で

ステラーダイガイギュウは絶滅されたのだ。



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コメント

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11 ■無題

現在の漁業も地引網で一気にかっさらい、
漁獲高協定で定められた漁獲量しか回収
しない。じゃあ、残りの魚はというと、殺して
海に捨てているのです。
おかげでカナダ近海のタラは全滅しました。
白人(今は+中国人)の乱獲は現在も進行形
です。

10 ■新しい時代の絶滅種の話を見聞きするたびに

「原因のほとんどが、西洋人の乱獲じゃねーか」と思ったりする。
よく捕鯨で日本を批判できるもんだ。
中世の西洋人はドレスの材料になるヒゲの為だけに鯨を殺し、肉や脂や皮が捨ててたとも聞いた事ある。

9 ■人間の欲望ってすごいですね…

いつもどおり、豊富なイラストと面白い解説で楽しく読ませていただきました。

傷ついた仲間を使って他の仲間をおびき寄せるとは…そんなこと考える人間の欲望ってすごいなあと思ってしまいました。

8 ■無題

???

7 ■ぼうげん

ごいrhgじょいrこg

6 ■ダイカイギュウ…

数年前ロシアで再発見の噂がありましたが、結局セイウチか何かの誤認だったと言う話を聞きました。
所謂希望的観測って奴ですかね。

絶滅動物と言えばちょっと怖い話を聞いた事があります。
「ドードー・ジンクス」って奴。
鳥類学者や博物学者で、ドードーをテーマに論文を書こうとした人達が次々と非業の死を遂げているって言うんですよ。日本人の研究者もいるそうです。人間に滅ぼされたドードーの怨念の為せる業とか…。
私はまだ死にたくないので「百獣随想」などでドードーを取り上げた事も今後取り上げる予定も無いです(苦笑)

5 ■一番知的な人種?誰が?

自然の生き物は全て神から人間への贈り物・・と言った考え方のせいか、昔の欧米人ってやりっ放しに殺してますね。狩る。只それだけの為に・・。リョコウバト、絶滅は逃れられたものの、一時期絶滅寸前になったバッファロー。
欧米に被れて野生のトキやニホンオオカミを狩り尽くした私たち日本人も大きな事は言えませんが。

4 ■古生物物語

近年絶滅動物の古生物物語も面白そうですね。人間も登場させることもできますし。
いまのところ新生代にしかやっていないので、次は古い時代を考えております。

3 ■待望の第3弾

古生物物語の待望の第3弾を拝見させて頂きました。第4弾は一体どんな物語になるのか楽しみです。

またまた古生物物語のアイデアを思い付きました。
「ドードーの絶滅」や「リョコウバトの絶滅」、「ニホンオオカミの絶滅」などの近年の絶滅動物に関する物語はいかがでしょうか?

2 ■そのページをおもいっきり参考にしました。

運搬のしようがないという理由らしいですが、
もったいないという気持ちはないのかな。
まぁ、苦労せずに簡単に狩ることが
できるからと思います。
とりあえず、やっとけみたいな感じでしょう。

日本のクジラ漁師はクジラを無駄なく利用したそうですね。
クジラ肉も隅から隅まで
クジラのヒゲはクシにしたり、
油もとったりと、骨も何かに使っていたと思います。

1 ■8割が無駄死にだったそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ステラーカイギュウ

ココのネット図鑑に書いてありましたが、5匹に4匹は殺された後、潮に流されて海の藻屑になったとありました。
せめて殺したらちゃんと食えと言いたいですね。昔の人に。
日本のクジラ漁師は捨てる所無く鯨を利用したというのに。

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