(東芝EMI:IFR-10443、1973)
立川のディスクユニオンで
シングル盤の新入荷の棚を
あさっていた際に
見つけました。
洋盤のコーナーは
よほどのことがない限り
あさったりしないので
こういう偶然でもなければ
買うこともなかったでしょう。
こちらの歌は
アグネス・チャンのライブ・アルバム
『また逢う日まで』で
『ファミリー・コンサート』で
歌われており
そちらで初めて聴きました。
(ワーナー・パイオニア L-10006W、1975.6)
中学生の頃
このレコードを
何度も聴いていたこともあって
何となくメロディーと
サビを覚えている
1曲なのでした。
何度も聴いているわりには
歌詞の意味を知ろうとすることも
調べようとすることもなく
ずーっとほったらかしで
来ておりまして。f^_^;
それもあって
何となく
オズの魔法使いと
関係があるものとばかり
思ってました。
今回
レコードのジャケ裏に載っていた
対訳を読んで
初めて意味を知った次第です。
都会を離れて田舎に帰る
という歌だったんですねえ。
イエロー・ブリック・ロードは
オズの城につながる道ではなく
都会に棲む退廃者(?)がいる
レンガ通りを指しているようです。
もっとも
ジャケットのイラストは
オズの城へ続く道
というイメージが
踏襲されているように
思いますけど。
それはそれとして
引退コンサートで
こういう内容の歌を唄うっていうのは
今にして思えば
ちょっとした皮肉を
利かせてるようにも感じますね。
単なる偶然かもしれませんが。
ジャケットは2ツ折り仕様。
ちなみに歌詞にある
Mongrels は
Uongrels と
誤植されています。
対訳の方で
「モングレルス」と
訳されているため
誤植だと分かるのですが
それはそれとしてこの訳、
そもそも訳になってないし。( ̄▽ ̄)
Mongrels は Mongrel の複数形で
手許の辞書だと
雑種とか混血という意味になってます。
あるいは
イギリスが身分社会であることを
背景としているのかも
しれません。
B面(カップリング)の
「スクリュー・ユー」Screw You
というのは
罵倒語、罵声語の類いで
「くそったれ」とか「ふざけんな」
という意味のようです。
ジャケ裏の対訳では
「どじ」とか「間抜け」と
訳されているので
なんだか意味が
よく分からなくなってくるんですけど
「くそったれ」とか「ふざけんな」なら
奴隷的な労働を強いられる貧困層の
コンチクショウという思いを歌った唄か
と腑に落ちた次第。
ジャケットの最終ページは
日本ツアーのスケジュール告知と
それまでに日本でリリースされた
レコードのカタログになってます。
エルトン・ジョン・ファン・クラブ
発足のお知らせ
というのも載ってますが
これって公式というより
個人の主催っぽい感じがして
微妙というか不思議。