昨日の朝9:00から
テレビ朝日で放映の
『題名のない音楽会』は
「バッハの時代の楽器で聴く音楽会」
と題して
鍵盤奏者で指揮者の鈴木優人と
バッハ・コレギウム・ジャパンの面々による
いわゆる古楽器によるバッハの特集でした。
まず、番組の冒頭では
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 の
トッカータ部分のみを
パイプオルガンで演奏。
オルガン演奏中に出た
解説テロップでは
冒頭の旋律は「コントなどの
突然の悲劇が訪れたことを
強調する様な場面で
よく使われる」と
書かれていましたけど
その例って
いかがなものかと思ったり。
今回、演奏されている楽器は
東京オペラシティ コンサートホールに
1997年に設置されたものなので
厳密には古楽器とはいえませんけど
残る曲はすべて古楽器による演奏でした。
プログラムの2曲目は
ゴルトベルク変奏曲の
アリアと第1変奏。
演奏に入る前に
チェンバロという楽器を紹介する際
ピアノとの違いとして
チェンバロは鍵盤が2段あると
いわれてましたが
1段のものもありまっせ
とツッコんでしまいました。f^_^
その楽器紹介の際
曽根麻矢子のチェンバロ演奏の映像も
ちょっとだけインサートされてました。
1999年5月23日放送のもの
というテロップが出てましたが
観た記憶がないし
たぶん観てないと思います。
残念。(´・ω・`)
3曲目は
ブランデンブルグ協奏曲
第5番の第1楽章。
チェンバロのソロ・パートがあり
史上初のクラヴィーア協奏曲
(ピアノ協奏曲)と
いわれることもあります。
ヴァイオリンとフラウト・トラヴェルソ
チェンバロとの三重奏が
印象的な楽章ですけど
演奏前には
フラウト・トラヴェルソに
スポットが当てられていました。
フラウト・トラヴェルソが
実によく響いていただけでなく
奏者の鶴田洋子が可愛かったあ(≧∇≦)
(そこ「も」大事w)
チェンバロ・ソロの入りしなで
ヴァイオリニストが譜めくりをしたのが
ちょっと印象に残りました。
そういうもんなんでしょうか?
編成はヴァイオリン2、ヴィオラ1
チェロ1、コントラバス1
そして
フラウト・トラヴェルソと
チェンバロという
たった7人の小編成。
4曲目は
G線上のアリアの基になった
管弦楽組曲 第3番のアリア。
今度は11人編成で
中央のチェンバロを囲むようにして
弦楽器群が並ぶという配置が
綺麗でしたね。
やっぱりバッハはいいですね。
古楽器による演奏は
音が軟らかいので特にいいです。
思わず知らず
音楽に合わせて
身体を動かしたりしましたですよ。(^_^)
鈴木優人と鶴田洋子以外
奏者名のテロップが出ませんでしたけど
番組HPによれば
他は
ヴァイオリンが若松夏美、高田あずみ、荒木優子
廣海史帆、山内彩香、吉田爽子
ヴィオラが原田陽、渡部安見子
チェロが山本徹
コントラバスが今野京
という面々だったようです。
若松氏のお名前は
シギスヴァルト・クイケンの指揮する
ラ・プティット・バンドのCDなどで
昔からよく目にしていたのですが
ご尊顔と演奏を拝見するのは初めて。
たぶんブランデンブルグの時
ソロを弾いてた方だと思いますが
演奏を拝見できて感動でした。
鈴木優人は
バッハ・コレギウム・ジャパンの創設者
鈴木雅明の子息で
最近では
NHK-FM『古楽の楽しみ』において
プレゼンターも務めています。
先日、たまたま聴いたときが
鈴木氏の担当回だったので
「おお、いつのまに」と思っていたら
Wikipedia によれば
今年からのようですね。
「おお、いつのまに」
と思ったのは
少し前に
鈴木雅明の息子で
鈴木優人という人がいることを知り
デビュー盤と
父・鈴木雅明との共演盤を
買っていたからでした。
そのデビュー盤については
また改めて。
ちなみに
2015年10月から
司会が佐渡裕から五嶋龍に変わり
それに伴ってなんでしょうけど
アシスタントも本間智恵でなくなったのを
ちょっと残念に思っていることは
ここだけの話です。
(そこは大事w)