『おジャ魔女どれみ18 2nd』
(講談社ラノベ文庫、2015.6.2)

小説版『おジャ魔女どれみ』シリーズも
これで8冊目。

クリスマスから始まり
お正月の国立競技場における
高校サッカー選手権大会
2月の大学受験と物語は進み
そして、本のオビにもある通り
卒業式を迎えます。


ちなみに、今回の本では
おんぷちゃんが
すごいことになってます。

おんぷちゃんファンは
ゆめ読みのがすことなかれ
ですね。


おジャ魔女たちは
それぞれの道を歩み始めますが
でも今回の本が完結編ではなく
今年の12月に出る
『おジャ魔女どれみ19』が
完結編のようです。

その際
ドラマCD付き限定版も
同時発売されるそうで
これは楽しみですね。


毎回恒例の巻末インタビュー
今回は東映の
関弘美プロデューサー。

いろいろと
興味深い発言が載ってますが
今回の小説版は
2011年の震災前という設定だと
自分では思っている
というのが
中でも印象的でした。

おジャ魔女シリーズは
子どもたちの現実とリンクする
リアルさを意識した作品なので
震災と同時代であれば
そこは無視できない。

でも現実には魔法使いは現われなかった。

だから2011年以前の設定なんだ
ということになるようです。


小説版の1冊目
『おジャ魔女どれみ16』が出たのは
まさに震災の年の冬
2011年12月のことでした。

その時にアップした自分の感想は
読み直してみると
いささか能天気すぎる感じで
お恥ずかしい。


ちなみに
よくよく考えたら
小竹たちが試合をする
国立競技場も
今は建て替え中で
ここで描かれているような会場は
もうないわけでして。

それから考えても
作中で描かれる試合は
第92回(2013年度)大会以前
ということに
ならざるをえないわけですが。


インタビューの最後には
本が売れて
たくさんの支持があると
「上の人達」やスポンサーが
ゴーサインを出さないし
お金も集まらない
という
ぶっちゃけた話も出てました。

自分はもちろん
これまでの巻は
ドラマCD付き限定版も含めて
全部、買ってきてますので
(もちろん、読んでます)
アニメ化を期待してますが
アニメ化されるとしたら
やっぱり
高校生になったどれみたち
なんでしょうかね。


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