昨日の晩、
奈央ちゃんが出演するというので
観てみました、噂の『相棒』。
season.10 まで続いている長寿シリーズですが、
実は観るのは今回が2度目だったりします。
前に観たのは season7 の
第17話「天才たちの最期」
(2009年3月4日放送)で
黒川さんがゲストだったからです。
その時のプロットは
ま~ったく覚えてませんが(苦笑)
今回放送が始まった season.10 の
第1話「贖罪」は2時間スペシャルで、
杉下右京(水谷豊)の相棒? にあたる
神戸尊(及川光博)が
15年前に関係した事件をめぐって
捜査が展開されます。
以下、ネタ割りありの感想です。
その15年前にストーカー被害にあっていて
スポーツクラブで友人だった尊に相談した
画廊の女性経営者・綱島瑛子を演じたのが
奈央ちゃんでした。
綱島瑛子は何者かに殺され、
現場に落ちていた凶器からは
ストーカー行為をしていた
城戸充(池内万作)の指紋が発見されたため、
城戸が逮捕されます。
城戸は裁判で自白をひっくり返すものの
有罪判決が出て、服役していたのですが、
出所したその日に
マンションの屋上から飛び降り自殺。
死体からは、自分は無実で
神戸尊を絶対に許さない
という遺書が発見されます。
その遺書で冤罪を疑った尊が
右京と共に、事件を再捜査する
というストーリーでした。
仕事を抱えていたので
最初の30分ほど観て、
被害者だし、もう出ないかなあ
と思いつつ、結局最後まで
ライブで観てしまいました(苦笑)
奈央ちゃん、見事な殺されっぷりでした。
死体にしては珍しく?
大の字に転がっていたのも印象的でした。
自分のお気に入りのシーンは
後半で重要な役割を果たす絵画について
尊に解説する場面かなあ。
後半で右京が、強引な捜査を展開し
法律の知識を駆使して
関係者を裁きの場に出そうとするあたりは
その戦略が面白かったです。
まるで海外のミステリ・ドラマみたいでした。
それはそれとして、
15年前の事件に対する右京の推理は
やや釈然としない点がありました。
ひとつは、当時の真犯人が
捜査担当刑事の一人を脅迫して
金を強請り取ろうと考えたこと。
もうひとつは、金額が大きかったので、担当刑事は
当時の裁判長と、被告を取り調べた検事と
公判を担当した検事の両名に相談し、
この4人で金を負担したこと。
右京の推理は、真犯人が
冤罪に関わった4人を強請った、
そのため4人は退職し、
その退職金を強請られた金に充てた
というものでしたが、
真犯人が刑事を強請ったら
自分が犯人だと告白するようなものなので、
心理的にはありえないような気がします。
また、冤罪だったことがバレるのを恐れて
金を払ったということでしたが、
刑事はともかく、裁判長や検事は
直接、冤罪を誘導したわけではないし
警察の捜査ミスなのですから、
金を出してまで隠蔽工作に協力するとは
ちょっと思えないのですが……。
とにかく、せっかく別の人間が
犯人にされ、有罪判決を受けているのに
自分がやったと名乗り出るのも同然の
行動をとるのは、おかしい。
その点が気になって、
ミステリ・ドラマとしては
あまり評価できないエピソードなのが
残念です。
最後に、尊を絶対に許さない、
と遺書に書いた背景が明らかとなる点は
ちょっと、しゃれてましたけどね。
奈央ちゃんが出演するというので
観てみました、噂の『相棒』。
season.10 まで続いている長寿シリーズですが、
実は観るのは今回が2度目だったりします。
前に観たのは season7 の
第17話「天才たちの最期」
(2009年3月4日放送)で
黒川さんがゲストだったからです。
その時のプロットは
ま~ったく覚えてませんが(苦笑)
今回放送が始まった season.10 の
第1話「贖罪」は2時間スペシャルで、
杉下右京(水谷豊)の相棒? にあたる
神戸尊(及川光博)が
15年前に関係した事件をめぐって
捜査が展開されます。
以下、ネタ割りありの感想です。
その15年前にストーカー被害にあっていて
スポーツクラブで友人だった尊に相談した
画廊の女性経営者・綱島瑛子を演じたのが
奈央ちゃんでした。
綱島瑛子は何者かに殺され、
現場に落ちていた凶器からは
ストーカー行為をしていた
城戸充(池内万作)の指紋が発見されたため、
城戸が逮捕されます。
城戸は裁判で自白をひっくり返すものの
有罪判決が出て、服役していたのですが、
出所したその日に
マンションの屋上から飛び降り自殺。
死体からは、自分は無実で
神戸尊を絶対に許さない
という遺書が発見されます。
その遺書で冤罪を疑った尊が
右京と共に、事件を再捜査する
というストーリーでした。
仕事を抱えていたので
最初の30分ほど観て、
被害者だし、もう出ないかなあ
と思いつつ、結局最後まで
ライブで観てしまいました(苦笑)
奈央ちゃん、見事な殺されっぷりでした。
死体にしては珍しく?
大の字に転がっていたのも印象的でした。
自分のお気に入りのシーンは
後半で重要な役割を果たす絵画について
尊に解説する場面かなあ。
後半で右京が、強引な捜査を展開し
法律の知識を駆使して
関係者を裁きの場に出そうとするあたりは
その戦略が面白かったです。
まるで海外のミステリ・ドラマみたいでした。
それはそれとして、
15年前の事件に対する右京の推理は
やや釈然としない点がありました。
ひとつは、当時の真犯人が
捜査担当刑事の一人を脅迫して
金を強請り取ろうと考えたこと。
もうひとつは、金額が大きかったので、担当刑事は
当時の裁判長と、被告を取り調べた検事と
公判を担当した検事の両名に相談し、
この4人で金を負担したこと。
右京の推理は、真犯人が
冤罪に関わった4人を強請った、
そのため4人は退職し、
その退職金を強請られた金に充てた
というものでしたが、
真犯人が刑事を強請ったら
自分が犯人だと告白するようなものなので、
心理的にはありえないような気がします。
また、冤罪だったことがバレるのを恐れて
金を払ったということでしたが、
刑事はともかく、裁判長や検事は
直接、冤罪を誘導したわけではないし
警察の捜査ミスなのですから、
金を出してまで隠蔽工作に協力するとは
ちょっと思えないのですが……。
とにかく、せっかく別の人間が
犯人にされ、有罪判決を受けているのに
自分がやったと名乗り出るのも同然の
行動をとるのは、おかしい。
その点が気になって、
ミステリ・ドラマとしては
あまり評価できないエピソードなのが
残念です。
最後に、尊を絶対に許さない、
と遺書に書いた背景が明らかとなる点は
ちょっと、しゃれてましたけどね。