山口譲司にコミカライズしてほしい作品を
考えていたとき思い出したんですが、
『黒蜥蜴』については少女まんが版で
名作があったんでした。

(講談社コミックスなかよし、1975.4.10)
手もとにあるもの(上の写真)は
1979年8月24日発行の第15刷です。
かなり前に古本屋で買ったものです。
東急東横線沿線の
元住吉にある古本屋だったかなあ。
これは、全国の少女の血をたぎらせた(たぶんw)
今のところ『黒蜥蜴』コミカライズの
最高傑作です。
『黒蜥蜴』は三島由紀夫が脚色したものが
たびたび舞台に掛けられており、
宝塚でも上演されたりしてますから、
女賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎との
道ならぬ恋も絡んで、
特に女性の心に響く作品なんでしょうかね。
その意味では、乱歩の
いわゆる通俗長編の中では
異色作といってもいいでしょう。
自分も、ポプラ社から出ていた
子ども向けに書き変えられたもの
(確か『黒い魔女』というタイトルでした)
を読んだ後、
最初に買った大人版原作が
この長編でしたから、
それなりに気に入ってたんでしょう。
コミカライズ版は
原作のストーリーに
かなり忠実であるのみならず
現代を舞台としながらも
原作の精神を伝える見事な出来映えです。
かなり後になって文庫化されましたが、
(講談社漫画文庫、1999)
持ってないので写真はアップしません。
今、手に入るのかな?
なお、コミックス版には
高階のオリジナル・サスペンス
「マーヤの長い夜」という作品も
収録されています。
考えていたとき思い出したんですが、
『黒蜥蜴』については少女まんが版で
名作があったんでした。

(講談社コミックスなかよし、1975.4.10)
手もとにあるもの(上の写真)は
1979年8月24日発行の第15刷です。
かなり前に古本屋で買ったものです。
東急東横線沿線の
元住吉にある古本屋だったかなあ。
これは、全国の少女の血をたぎらせた(たぶんw)
今のところ『黒蜥蜴』コミカライズの
最高傑作です。
『黒蜥蜴』は三島由紀夫が脚色したものが
たびたび舞台に掛けられており、
宝塚でも上演されたりしてますから、
女賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎との
道ならぬ恋も絡んで、
特に女性の心に響く作品なんでしょうかね。
その意味では、乱歩の
いわゆる通俗長編の中では
異色作といってもいいでしょう。
自分も、ポプラ社から出ていた
子ども向けに書き変えられたもの
(確か『黒い魔女』というタイトルでした)
を読んだ後、
最初に買った大人版原作が
この長編でしたから、
それなりに気に入ってたんでしょう。
コミカライズ版は
原作のストーリーに
かなり忠実であるのみならず
現代を舞台としながらも
原作の精神を伝える見事な出来映えです。
かなり後になって文庫化されましたが、
(講談社漫画文庫、1999)
持ってないので写真はアップしません。
今、手に入るのかな?
なお、コミックス版には
高階のオリジナル・サスペンス
「マーヤの長い夜」という作品も
収録されています。