12月10日、21:30から21:55まで
BS hi で放送されたドラマ
『怪獣を呼ぶ男』をライブで観ました。

奈央ちゃんが出演しているからです。

BS 放送なので
観られなかった人もいるかと思いますが、
以下、多少ネタ割りあるかも(^^;ゞ
ご了承ください。

ちなみに、
今月14日に同じ BS hi で7:00から、
また、今月16日に BS2 で23:45から
再放送があります。


今回の『怪獣を呼ぶ男』は
「私が初めて創ったドラマ」という
一連のシリーズの一本のようで、
作中に出てきたフィルムコミッションという
存在そのものが現実にあって、
ドラマの設定にそのまま取り入れられた
という印象を受けるドラマでした。

アバン・タイトルでは、主演二人と監督との
記者会見の場面が映ったし。

これって、佐賀地方限定で放送された
メイキングの一部ですよね、たぶん。

中盤では、星野源演じる広太が
地元の人々に、映画のロケがあるので
協力お願いしますという
チラシを配る場面があるんですが、
それも、実際の制作過程と
微妙にリンクしてますよね。

ちなみに、このとき広太は雨の中、
各家を回るんですが、
かなり強い雨だったみたいで、
「何なんだこの雨は」
と広太が言うカットがあります。

ドラマの流れに上手くハマってましたけど
長澤ファンにとっても巧まざる効果があって、
大爆笑してしまいました。

それはともかく、
つまり、この作品自体が
ドラマのドラマ、ドラマ作りを描くドラマ、
メタドラマなわけで、
(劇中では映画のコミッションですが)
その設定が後半、効いてくるというか、
怪獣映画を撮影する現場を描くあたりは
面白かったです。


奈央ちゃんに関しては、
役柄の「七絵」という名前なので、
またかいと思わせるところもありましたが、
(監督のこだわりなんだろうかw)
奈央ちゃんのブログのコメントにも書いたとおり、
前半の奈央ちゃんは、はしゃいでる感じ、
後半の奈央ちゃんは、職業人という感じです。

前半は後輩と、いわば
プライベートに近い感じで対してるわけで、
後半は他のスタッフの中での七絵なわけですから、
そこらへん、演じ分けたというところでしょうか。

前半部の、怪獣の人形を持って
ロケハンするところ、
夜の港で広太を走らせて、
あ、ぶれた、というシーンとか、
素かよ、というくらい、面白かったです。

が、奈央ちゃんが出演していなければ、
ちょっと退屈だったかなあ。

ご当地観光ドラマめいたノリもあって、
そこらへんもユーモラスで
面白かったですけどね。

前半、広太の故郷の港に行ってからは、
広太と父親の対立葛藤という
あまりにもお約束な場面があって、
ついこのあいだまで放送してた
『ゲゲゲの女房』もそうだったけど、
さすが NHK という感じ。

渡辺哲演じる広太のオヤジなんて、
おまえは寺内貫太郎か、てなもんで(苦笑)

ただ、その設定が、
後半の映画撮影のモブシーンで
さり気に活きてました。

モブシーンを通して和解を描くって、
そこはかとないユーモアも感じられて、
良かったなあ。

後半はホント、実際の撮影と劇中の設定が
かぶってる感じで、
不思議な効果を醸し出してました。

そして怪獣は出るのか……
それはナイショにしときましょうか(藁

それにしても、これも特撮ドラマ
あるいは特撮関連ドラマとして、
『宇宙船』や『ニュータイプ』で
紹介されるんでしょうかねえ。


追記。
次の「私が初めて創ったドラマ」は
夏帆が出演する
『僕と彼女と僕と蝿』というタイトルの
何やらシュールなドラマのようです。
予告編だけ観ると面白そう。

予告編のBGMでは、
バッハの無伴奏チェロ組曲の
サクソフォーン演奏版が流れてました。
(たぶん自分も持ってる超有名な演奏)

夏帆は、ケータイ刑事に出てたから知ってて、
ガメラともゆかりのある女優さんですが、
そのガメラ映画は観ておらず、例によって
ケータイ刑事での演技しか知りません。
(そして例によって全部観てないw)

ちょっと観てみようかな~(^^ゞ



【訂正】
ドラマのタイトルを間違えるという
大ポカをやらかしまてしまいました~(> <)
さすがにまずいので、全部直しときました。
もう1週間過ぎるとゆーのに……遅すぎるorz
(2010.12.17. 0:55)