第2話から第5話まで
録画しといたやつをまとめて観て、
先週放送の第6話はライブで観ました。
(自分は TOKYO-MX で観てます。
土曜 26:30 =日曜 2:30 放送)
第2話と第5話は、いちおう怪獣退治のお話で、
第5話が原作のイメージに最も近い映像でした。
自衛隊と気特対が、必ずしも
意思統一ができているわけではない
というのは、原作と違うところ。
第6話は、気特対のオブザーバーで
数学者の案野悠里(35)が時を越える話でした。
(原作では物理学者。多重人間原理の説明者です)
案野は、桜ヶ丘中学の女子生徒・二田良秋津
(て、何て読むんだこの名前? にたりょう?
で、調べたら「ふたら」のようです。読めねーよ【苦笑】)
と踏切ですれ違った時に意識を飛ばします。
その過去の世界(昭和25年の夏)に二田良もいて、
案野にヒントを渡したりするし、
番組HPの登場人物紹介にもあげられているので、
これは準レギュラーですね。
二田良は第3話で、
気特対に社会見学に来る中学生たちにも
混ざってましたし。
独特の雰囲気があったので気になって、
誰だろうなあと調べてみたら、
橋本愛という、映画『告白』にも出た女の子でした。
『告白』、観てないけどね(^^;ゞ
こちらにインタビューがありました。
素の表情(?)は二田良秋津とは雰囲気が違いますね。
そらそーだ(藁
閑話休題。
第6話、案野が飛んだ過去のシーンは
映像がモノクロになります。
それ自体は珍しくないかもしれませんが、
過去に戻って祖母に転生?した案野の父親役
國村隼の演技のノリもあって、
あと音声もモノクロ映画的な処理がされていて、
何だか昔の日本映画、
例えば小津安二郎とかの映画を観ている感じでした。
白と黒の画面構成、バランスが実に美しかったです。
その時代のその年に、なぜ祖母となって転生したのか、
という謎が、明かされるような明かされないような、
ともかく答は明確には示されません。
示されるのは、二田良が案野に渡したメモにある
「Forbidden Planet 禁断の惑星」という言葉のみ。
これくらい説明が少なくて、分かる人には分かる、
みたいな演出とストーリーのドラマ、好みです。
『禁断の惑星』というのは1956年に
アメリカで製作されたSF映画です。
(ということは昭和25年夏の段階では
存在しない映画だったわけで)
『禁断の惑星』には、ロビーという有名なロボットと、
「イドの怪物」というモンスターが出てくる、
ということくらいは知っていたのですが、
映画自体はまだ観てなかったので、
イドの怪物も正確にはどういうものか知りませんでした。
そこで、ちょうどいい機会なので、
近所のTSUTAYAで借りてきて、観てみました。
映画自体はいかにもな50年代のアメリカSF映画で、
物語論的な要素でもツッコミどころ満載でしたが、
なるほど「イドの怪物」とはそういうものか、と。
だとすると『MM9』第6話に出てきた怪物
(出てきたんですよ。
怪物といっていいかはともかく)も、
イドの怪物に相当するわけでしょうし、だとすると……
実写版『MM9』って、
『特撮ニュータイプ』の特集記事だと
パトレイバー特車2課の実写版、
みたいな紹介のされ方でしたけど、
実際に観てると、そういう紹介が あだとなって
イメージが固定化されちゃって
アニメのテンポとスピードを
実写で期待しちゃうから、
違いばかりが目立って、ジャマでしょうがない。
そういうイメージを取っ払うと、
『ウルトラQ』の正統的な後継者
というような印象を受けます。
特に第6話は、正統的な(?)SFドラマな感じで、
そのマニアックなノリに、しびれちゃいました。
やっと面白いと思えたというか、
キャラのテンポとドラマのテンポとが
ようやくフィットしたというか。
『ウルトラQ』だというふうに考えると、
二田良秋津はルパーツ星人みたいなスタンスかな、
というふうにも想像したりして、
面白くなってくるんですよ。
(そんなの自分だけか? w)
何にせ、6話は良かったです。
(この回の監督は樋口真嗣)
ようやく、次回が楽しみという気分に
なってきました。
録画しといたやつをまとめて観て、
先週放送の第6話はライブで観ました。
(自分は TOKYO-MX で観てます。
土曜 26:30 =日曜 2:30 放送)
第2話と第5話は、いちおう怪獣退治のお話で、
第5話が原作のイメージに最も近い映像でした。
自衛隊と気特対が、必ずしも
意思統一ができているわけではない
というのは、原作と違うところ。
第6話は、気特対のオブザーバーで
数学者の案野悠里(35)が時を越える話でした。
(原作では物理学者。多重人間原理の説明者です)
案野は、桜ヶ丘中学の女子生徒・二田良秋津
(て、何て読むんだこの名前? にたりょう?
で、調べたら「ふたら」のようです。読めねーよ【苦笑】)
と踏切ですれ違った時に意識を飛ばします。
その過去の世界(昭和25年の夏)に二田良もいて、
案野にヒントを渡したりするし、
番組HPの登場人物紹介にもあげられているので、
これは準レギュラーですね。
二田良は第3話で、
気特対に社会見学に来る中学生たちにも
混ざってましたし。
独特の雰囲気があったので気になって、
誰だろうなあと調べてみたら、
橋本愛という、映画『告白』にも出た女の子でした。
『告白』、観てないけどね(^^;ゞ
こちらにインタビューがありました。
素の表情(?)は二田良秋津とは雰囲気が違いますね。
そらそーだ(藁
閑話休題。
第6話、案野が飛んだ過去のシーンは
映像がモノクロになります。
それ自体は珍しくないかもしれませんが、
過去に戻って祖母に転生?した案野の父親役
國村隼の演技のノリもあって、
あと音声もモノクロ映画的な処理がされていて、
何だか昔の日本映画、
例えば小津安二郎とかの映画を観ている感じでした。
白と黒の画面構成、バランスが実に美しかったです。
その時代のその年に、なぜ祖母となって転生したのか、
という謎が、明かされるような明かされないような、
ともかく答は明確には示されません。
示されるのは、二田良が案野に渡したメモにある
「Forbidden Planet 禁断の惑星」という言葉のみ。
これくらい説明が少なくて、分かる人には分かる、
みたいな演出とストーリーのドラマ、好みです。
『禁断の惑星』というのは1956年に
アメリカで製作されたSF映画です。
(ということは昭和25年夏の段階では
存在しない映画だったわけで)
『禁断の惑星』には、ロビーという有名なロボットと、
「イドの怪物」というモンスターが出てくる、
ということくらいは知っていたのですが、
映画自体はまだ観てなかったので、
イドの怪物も正確にはどういうものか知りませんでした。
そこで、ちょうどいい機会なので、
近所のTSUTAYAで借りてきて、観てみました。
映画自体はいかにもな50年代のアメリカSF映画で、
物語論的な要素でもツッコミどころ満載でしたが、
なるほど「イドの怪物」とはそういうものか、と。
だとすると『MM9』第6話に出てきた怪物
(出てきたんですよ。
怪物といっていいかはともかく)も、
イドの怪物に相当するわけでしょうし、だとすると……
実写版『MM9』って、
『特撮ニュータイプ』の特集記事だと
パトレイバー特車2課の実写版、
みたいな紹介のされ方でしたけど、
実際に観てると、そういう紹介が あだとなって
イメージが固定化されちゃって
アニメのテンポとスピードを
実写で期待しちゃうから、
違いばかりが目立って、ジャマでしょうがない。
そういうイメージを取っ払うと、
『ウルトラQ』の正統的な後継者
というような印象を受けます。
特に第6話は、正統的な(?)SFドラマな感じで、
そのマニアックなノリに、しびれちゃいました。
やっと面白いと思えたというか、
キャラのテンポとドラマのテンポとが
ようやくフィットしたというか。
『ウルトラQ』だというふうに考えると、
二田良秋津はルパーツ星人みたいなスタンスかな、
というふうにも想像したりして、
面白くなってくるんですよ。
(そんなの自分だけか? w)
何にせ、6話は良かったです。
(この回の監督は樋口真嗣)
ようやく、次回が楽しみという気分に
なってきました。