極端を狙え!! | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

自分自身、久しぶりに「日経平均の負け犬投資法」の記事を読みながら、

一つ書き忘れている論点があることに気付きました。


日経平均の負け犬投資法を復習したい方はこちら

http://enafun.blog21.fc2.com/blog-category-16.html


ここで私は、バリュー投資の論点として


1)実力ある不人気企業の抽出

2)不人気から人気への転換を狙う。その担保。

3)勝ちの回数ではなく、勝ちの大きさ

4)仮に株価が騰がらなくても、投資家にリターンをもたらす配当の重要性


などを説明していますね。


これらは、バリュー投資の根本的な戦略根拠です。



例えば、私が提唱する成長株投資においては、


1)実力ある不人気企業の抽出

駆け出しの小型株は、実力があっても評価されにくい


2)不人気から人気への転換を狙う。その担保。

長期に渡る成長が担保となり、次第に人気が高まる。


3)勝ちの回数ではなく、勝ちの大きさ

成長株は、当たれば10倍高。


4)仮に株価が騰がらなくても、投資家にリターンをもたらす配当の重要性

成長の過程で配当も何倍にも増えるため、

仮に株価が騰がらなくても、十分なインカムゲインが期待できる。


ということになります。


で書き忘れていた論点と言うのは、


5)極端を狙え!!


です。


以前、


PERやPBRを根拠にするにしても、

あるいは成長を根拠にするにしても、

中途半端はよせ!!


といった趣旨のことを書いたことがありますが、

(長々と株のブログなんか続けていると、

軽い健忘症にかかることがある。

どうしてもその時の記事を探し出せない。)


この投資法でも

「最も配当利回りの高い銘柄に着目する」

という点がとても重要だと思います。




エナフンさんの梨の木


株と言うものはどこからが割安で、

どこからが割高などということを

誰も説明することは出来ません。


例えて言うと、

どこからが黒でどこからが白かを言うのは極めて難しい

微妙な灰色を扱うようなものなのです。


ところが、あまりに極端な水準に達した時、


誰もが、

「そこまで行ったら、さすがに白でしょう。」

と言うことができます。


その極端な水準の銘柄を探し出すのが、

バリュー投資法の成功の秘訣なのです。


どうせ成長株を狙うなら、

創業以来、何十年も増収増益を続けているとか、

ROAが業界トップとか、


PERやPBRの観点から割安株を探すなら、

PER4倍のPER0.3倍みたいなのを狙うとか、


ちょっと極端に目立つ奴を探すのがコツです。



こういうのは、

株雑誌や日経新聞の特集記事などにも載りやすく、

あるいは、私のようなそれ専門の投資家の目にも留まりやすいため、

結果的に万年不人気リスクを下げることができるのです。



そして、この「日経平均の負け犬投資法」も

配当利回りの観点から

極端な銘柄を10銘柄抽出する訳ですから、

やっぱり、理にかなっていると言えるのです。




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