監督不行届 | 奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~

監督不行届

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《監督不行届》

奥様の名前は安野モヨコ旦那様の名前は庵野秀明、ごく普通でないふたりは、ごく普通に恋愛し、ごく普通に結婚しました。ただふたつ違っていたのは、奥様はうれっこ漫画家で旦那様はうれっこ映画監督だったのです。。。
監督不行届

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ええと、作者であり、主役のロンパース(奥様)である安野モヨコさんは、ドラマ化された働きマンハッピーマニアや映画「さくらん」の原作漫画家。
同じく主役のカントクくん(旦那様)こと庵野秀明氏は、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」で巨神兵を担当したアニメータであり、「新世紀エヴァンゲリオン」の監督。オタク四天王のひとりらしい。。
 こんなビック2結婚生活は、監督くんが奥様ロンパースを立派なオタ嫁(オタク嫁)に仕立て上げるものであり、かたや、奥様ロンパースが、カントク君を偏ったオタク気質から人並みのセンスとコミニュケーション能力のあるオタクへ更生していく道のり。。笑えます。さすが漫画家。読み応えのある楽しい結婚生活コミックエッセイです。
 雑誌フィールヤングに02年4月~04年12月の間不定期掲載。2005年単行本化。
ちょこっと立ち読みはコチラから。

私は、単行本を姉から借りて読んだのですが、すぐ自分でも買いました。
 カントクくんの言動がダーリンとかぶるものがあったので、だーりん更生教育に使わせてもらいました。。
ちなみにだーりんは、オタク要素ゼロで、普通ーーーの人ですが、天然でコミュニケーション(会話面で)に 結婚当初やや問題があったもので。
例えば、かんとく君のビール飲む?」は、イコールわし飲むからビール持ってきて(ついでに一緒にのむ?)←悪気なしの意で、奥様ロンパースに「そういう時は、ビール持ってきてって言うんだよ」と矯正されてます。そうだったのかぁ・・と本気で驚くかんとく君。。
デ・ジャブ。。。だーりんも似たようなところがありました。えぇ、矯正しましたとも。。
だーりんにこの本をみせたら、人の振り見て我が振りなおす・・じゃないけど、自分の行動を理解できたようです。
「エヴァ」も「働きマン」も知らないだーりんは、勝手にカントクくんに共感してます。。恐れ多いよ。。
でも、里親が決まるまでと預かったこねこに、一目惚れして、でれでれで飼ってる様子(庵野マイティ・ジャックと命名)も、なんだか可愛らしくて、私も親近感もっちゃいました(∩.∩)。
 本文に出てくるアニメ等がおおかたわかってしまった私、「私ってオタクかなぁ?」と姉に聞いてみると、「極めてもない浅い知識でオタクを名乗るな」的ご指摘。。ですね。単なる世代の問題ね。。
 オタクにも絶大な人気の「エヴァンゲリオン」の監督であり当時はまだ寡黙で長身で渋いイメージだった庵野監督との結婚だから、奥様安野モヨコさんへはいろいろと攻撃やいわれのない中傷も多かったのではないかと思います。巻末にカントクくん(庵野さん)が、奥さんについて書いてるインタビューほろりとさせられました。
↓↓引用↓↓
嫁さんは巷ではすごく気丈な女性というイメージが大きいと思いますが、本当のウチの嫁さんは、ものすごく繊細で脆く弱い女性なんですよ。
つらい過去の呪縛から常に向き合わなきゃいけないし、家族を養なわなきゃいけない現実から逃げ出す事もできなかった。ゆえに「強さ」という鎧を心の表層にまとわなければならなかったんです。
心の中心では、孤独感や疎外感と戦いながら、毎日ギリギリのところで精神のバランスを取ってると感じます。
だからこそ、自分の持てる仕事以外の時間は全て嫁さんに費やしたい。そのために結婚もしたし、全力で守りたいですね。この先もずっとです

↑↑引用↑↑
↓読破した方は、あわせて読むとおもしろいオタ嫁座談会はこちら

ちなみに、安野モヨコさんの「美人画報」もあわせてよむと面白かったです。
「美人画報」って最初見た時は、わ、あつかましいタイトル・・と正直思いましたが、読んでみると、「美人を目指して頑張る女子画報」だとわかりました(∩.∩;)。
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涙ぐましい努力とミーハーなまでのビューティトレンドにトライアンドエラーしていくエッセイ。1巻は最初おしゃれとは無縁漫画家ぼさぼさ安野さんが、2巻では力いれすぎて振り子をふりきりすぎややケバ系ゴージャス美人となり、3巻ではやっと振り子が真ん中におちついたみたいで、ナチュラルで洗練されたきれい女子になってました。旦那様に守られてか表情も優しくおだやかに


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