うまくいったりいかなかったり | Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun! (ジャム タン)とは、プル族の言葉で「平和だけ」ってこと。
あらゆる挨拶をされてもこの「Jam Tun!」って答えればオッケー!
セネガルの大地で青年海外協力隊員として、どっぷりプル族と向き合いながら生きた日々の記録。

私が、通って指導している村の2つで、植えたキャベツとレタスが全滅してもた。。。

みんな虫の発生が原因だと思う。やっぱなかなか思い通りには行かないなあって最初はショックだったけど、こういう経験をしながら、この地域での野菜栽培と向き合っていくのかなーって感じる。

この村でもトマトやおくらは順調だし、同じキャベツやレタスがうまく行ってる村もあるのだが。。。


今のところ村人はやる気もあるし、話をよく聞いてくれてるし、水やりも毎日頑張ってる。だから、虫に食べられたことを本当に残念がってて、俺に「どうすればいいんだ?」って聞いてくる。

科学肥料入れまくって農薬掛けまくって、周囲にネットでも張っておけば、虫が来るのを防いで、野菜を上手に育てることができる。実際に資金援助が入ってそうやって成功している村はある。

Jam Tun!  Jam Tun!

ただ、村人は、現金収入なんてほとんどないし、健康面でも農薬使いまくるとかやりたくないし、なんとか村人が実施可能なレベルでいい対策はないものかと試行錯誤している。本やネットで調べて実験してみたり、他の隊員に実践例を聞いてみたり。。。トウガラシや酢やこの地域によくある葉っぱを使って自然農薬を作ってみたり、灰を蒔いたり、蚊帳をかけてみたり。。。なんとか村人の力になりたいとの思いもあるので。


彼らにとっての初めての野菜栽培。ちなみに俺も。そんな簡単なもんやないね。

でも、なんとか成功体験をさせてあげたいなと思う。彼らが来年以降も野菜栽培を続けるかどうかは、今が楽しいか?成功するか?にかかっていると思うから。

自然環境と彼らの経済状況という現実と向き合いながら、村人に成功体験をさせることを目指して、少しずつ、少しずつです。