肩を下げ過ぎるのも良くない
こんばんは、奥川です。
今回は姿勢のお話を少し
「肩が上がった姿勢」「肩がすぼんだ姿勢」というと、不良姿勢のイメージが強いと思います、いつも肩に力が入って、この人きっと肩こりひどいんだろうな？なんて心配してしまいます。
もちろん、肩がすぼんだ姿勢は首や肩周りの筋肉が緊張し負担がかかりますし
背骨も上手く動かなくなるので余り良い姿勢とは言えないと思います。
一方で「肩が下がった姿勢」は良い姿勢だというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか？
もちろん、首の長く見える姿勢は良い姿勢のイメージとして良く使われます。
その為に一般の方の中には無理やりに背中を寄せ、肩を下げ、首を長くしている方も見うけられます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
肩甲骨はニュートラルな位置（上角がＴＨ２、下角がＴＨ７付近で、肩甲骨内縁は脊柱にほぼ平行）にある時には、上腕骨頭が接する関節窩は約５度上方に傾斜しています。
この状態でいる時に腕が重力により地面に引っ張られる力と関節の膜により上に引っ張られる力が
合わさり、結果として力の合力は上腕骨頭を関節窩に圧迫するように働きます。（左図）
これが無理に肩を下げてしまうと関節窩は下を向いてしまい、力のベクトルが圧迫力として上手く働かなくなります。（右図）
本日は重いリュックを担いだまま、走っていたら肩の調子が悪くなってきたという方に出会いました
その方はもともと脱臼癖があったのですが、ずっと調子が良く安心していたのに
トレランでリュックを担いで走るようになってから、また肩の調子が悪くなってきたと言ってました
ご本人も「何か関係あるかな？」と気にされていました。
可能性の一つとして、リュックの紐で肩甲骨を無理やりに下げられた状態で腕を振り続ける事でもともと緩くなっていた肩に負担が掛かってしまったのかもしれません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
上記の方はトレランで重たいリュックを背負って走ると言う特殊な状況下ですので、話は違いますが
一般の方でとにかく首を長く見せようと背中を寄せて、肩甲骨を下げている方で
肩のトラブル、背中の違和感を持っている方は結構いらっしゃいます。
自分自身もそうですが、姿勢を作る時にはイメージが先行してしまい
時には身体の声を無視してしまいがちです
見た目の物差しだけではなく、自分が心地よいと感じる姿勢や身体の動きを意識する事も時には大切だと改めて思います。
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おくがわ整体院 ＨＰ
http://www.okugawaseitai.com/
施術に関するご予約・お問い合わせは
おくがわ整体院 完全予約制
ＴＥＬ ０３－６８０５－９３４３
施術予約フォーム
営業時間 月～土 １０時～２２時３０分（最終受付２１時）
＊午前中の施術予約は前日までにお願い致します
休診日 日曜・祝日
〒１６０－００２３ 東京都新宿区西新宿５－１－３ ハイブリッジビル２Ａ
今回は姿勢のお話を少し
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もちろん、肩がすぼんだ姿勢は首や肩周りの筋肉が緊張し負担がかかりますし
背骨も上手く動かなくなるので余り良い姿勢とは言えないと思います。
一方で「肩が下がった姿勢」は良い姿勢だというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか？
もちろん、首の長く見える姿勢は良い姿勢のイメージとして良く使われます。
その為に一般の方の中には無理やりに背中を寄せ、肩を下げ、首を長くしている方も見うけられます。
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肩甲骨はニュートラルな位置（上角がＴＨ２、下角がＴＨ７付近で、肩甲骨内縁は脊柱にほぼ平行）にある時には、上腕骨頭が接する関節窩は約５度上方に傾斜しています。
この状態でいる時に腕が重力により地面に引っ張られる力と関節の膜により上に引っ張られる力が
合わさり、結果として力の合力は上腕骨頭を関節窩に圧迫するように働きます。（左図）
これが無理に肩を下げてしまうと関節窩は下を向いてしまい、力のベクトルが圧迫力として上手く働かなくなります。（右図）
本日は重いリュックを担いだまま、走っていたら肩の調子が悪くなってきたという方に出会いました
その方はもともと脱臼癖があったのですが、ずっと調子が良く安心していたのに
トレランでリュックを担いで走るようになってから、また肩の調子が悪くなってきたと言ってました
ご本人も「何か関係あるかな？」と気にされていました。
可能性の一つとして、リュックの紐で肩甲骨を無理やりに下げられた状態で腕を振り続ける事でもともと緩くなっていた肩に負担が掛かってしまったのかもしれません。
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上記の方はトレランで重たいリュックを背負って走ると言う特殊な状況下ですので、話は違いますが
一般の方でとにかく首を長く見せようと背中を寄せて、肩甲骨を下げている方で
肩のトラブル、背中の違和感を持っている方は結構いらっしゃいます。
自分自身もそうですが、姿勢を作る時にはイメージが先行してしまい
時には身体の声を無視してしまいがちです
見た目の物差しだけではなく、自分が心地よいと感じる姿勢や身体の動きを意識する事も時には大切だと改めて思います。
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