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09年5月19日放映のNHK『クローズアップ現代』の内容は「正社員への狭き門」。今年の採用活動、就職活動の現状をまとめたもの。その3。
司会:国谷裕子
ゲスト:三田紀房(漫画家・『ドラゴン桜』『銀のアンカー』ほか)
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<就職活動>
仙台の大学生1:
彼自身は出版社からプロになるのを勧められるほど、漫画家としての才能がある。しかし友人のアドバイスにより、企業への就職をめざすように。
●仙台ー東京を夜行バスで往復して就活中、交通費と宿泊費を節約
●就職セミナーでPRの練習
ねばり強い、創造性があるという長所はなかなか見出されにくい現実。リーダーシップをある程度発揮できる学生でないと目に留まらない。
「将来が怖くてたまらない。安心したい」という彼の言葉。
仙台の大学生2:
3月から1ヶ月半、東京のウィークリーマンションを3人で借りて、その間に就職活動を勧める女子学生。必要な授業がある日は高速バスで仙台に戻る。
●すでに27社面接、説明会は100回以上、それでもまだ内定は出ていない。
●最終の社長面接が終わったはずなのに「試験がある」と言われることも
1ヶ月半のうちでは内定が出ず仙台に戻るが、放映時前までには内定が出たらしい。
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スタジオでは。
学生に足りないものとして「企業研究」。
渡り歩く学生ほど失敗しやすい。もっと掘り下げた方がよい。
企業に求めるものとして「多様な価値観」。
一括採用にこだわらず、卒業後数年を新卒扱いにしてもよいのでは。
学生も、卒業後に視野を広める活動に専念できる。
ということで、放映終了。
[関連記事]
正社員への狭き門(1)採用側の事情
正社員への狭き門(2)新手の採用システム
正社員への狭き門(3)就活学生の事情