インド料理で使う大好きなハーブ、メティ。別名フェヌグリーク。
葉の状態をメティ、乾燥したものはカスリメティと呼びます。種はそのままでは食べられない程苦いのですが、火を煎れると風味は豹変します。
種子、葉、乾燥葉と、それぞれがお料理に使われる効力も多様な魅力的なハーブ。パウダーには甘い芳香があり、ローチョコレートを作る時には必ず入れます。
私のインド料理のお師匠、プーナム・ジから冷凍の生葉を頂いたことがあります。それで作ったグリンピースの白カリーの味に感動して以来、フェヌグリークの生葉が手に入るのを夢見ていましたが、ふと自分で栽培することに気がつきます。
育ててみました。その成長の過程も、なんとも不思議な植物です。
フェヌグリークのいろいろに関しては、どうぞ以前のエントリを読んでください(こちらから)。
咲いたフェヌグリークの花。マメ科の植物にに特徴的な白い花。
前回のエントリに双葉が芽を出した状況を書きましたので、そのあとからの写真。
他のプラント同様、まず最初に双葉が芽を出し、次にまあるい葉がいちまい伸びてきて、その後は三つ葉がどんどん出てきます。
この双葉に続いて出てくる不思議な丸い葉は、いったい何なのでしょうか。
友人のひとり曰く、この葉は潜望鏡(潜水艦からひょいと首を出す、アレですね)で、他に続く葉っぱが安全かどうか確認しているんだろうと。キュートな解釈ですが、気になります。
ネットで検索してみても、この丸い葉に関して書いてあるものを見つけられず。まだ調査中ですが、葉脈も三つ葉とは全く別ものです。
ああ、でもマメ科の植物だから、その特徴性があるかも知れないですね。ご存知の方には案外簡単な答えなのかも。後で調べます(笑)。
上が丸い葉の葉脈。下が三つ葉のもの。
双葉が出てから一枚葉、その後は三つ葉が続く奇数の繰り返しも面白い。
そしてさらなる特性は、フェヌグリークは縮れ毛の植物でくねくねと絡み合いながら成長するのです。しゃんと立ちあがっているのはこの潜望鏡たちが出てくるまで。その後は土の上を這うように葉を増やしていき、プランターから飛び出したものは頭を持ち上げたりします。
お日さまに向かって立ち上がる潜望鏡たち。下はもしゃもしゃと成長したフェヌグリーク。
今年の冬は沖縄も寒い日が続き、若芽に寄ってくるバッタから守るためもあってしばらく窓際の室内で育てました。いつ頃収穫だろうかと待ち構えていたところに花が咲き始めます。
海外のビデオを観ると根元からどんと引き抜いていたりするのですが、思ったほど葉のつき方が少なく、まだ成長過程を見守りたいので根元から三分の一ほど残して切りました。
収穫したメティの生葉♡
通常は茎ごとお料理に使うと思うのですが(カスリメティは茎ごと乾燥されている)、うかっとしているうちにそれまでスプラウツのように柔らかかった茎が硬くなってしまったので、今回は葉だけを使うことにしました。
美味しいおいしい、グリンピースのカシュークリームカリー、さっそく作りました!
ああ、もっと入れたかったけど、しかし超絶美味しい~(レシピはただ今制作中。後ほどアップします)。
今月のインド・スリランカ料理教室では、生メティの美味しさを味わっていただきます。ランチ付きの「今日のヨーガとインドカリー」クラスでもメティ・カリー、もしくはサブジを作る予定。
由布子先生WSに備えて、FRPレッスンです。
お申し込みはメールでお待ちしています。
okishanti@gmail.com
発芽させたムーング豆とフェヌグリークシード・スプラウツのカリー、ゴーヤーのココナッツ・ポリアルと共に、インディアンランチ。
ムーング豆とフェヌグリークシード・スプラウツのカリーレシピはこちらからご覧ください。
★今日のヨーガとインドカリー★
由布子先生のWSに向けて、今月もFRPです。
●15日(木曜日): 10:30~12:50
●FRPベーシック
●クラスフィー: 3,000円(ランチ込み)
●要予約:2日前までにお願いいたします。
★インド・スリランカ料理教室★
今月は土曜日です!
●日にち: 31日(土) 10:00~13:00
●参加費: 3,500円(ランチ込み)
●試作のお料理各一回分のスパイスキット: 1,200円(ご希望の方のみ)
●完全予約制:2日前までにご予約ください。
*キャンセルポリシー:当日キャンセルの場合は、全額のお支払いをお願いいたします。