特別はない。 | 気楽に気ままに自由人ラテコの日記

特別はない。

先週、いつものお客様とはガラリと違い、高校1年生でごった返すという異例の週であった。

というのも、昨今入学早々に学習の定着とクラスのコミュニケーションというような名目でお泊り合宿が定番らしい。

親としては金のかかることばかり考えやがって・・・という感じだが、旅行会社としては大切なそして我々にとっても大切なお客様である。もちろん酒も飲まなきゃ、部屋の冷蔵庫も使わない、土産も買わない、しかも恐ろしいほど安価で泊まるので儲けは出ない。自販機の飲み物がすこぶる売れるくらいだ。

 

さてそのお勉強合宿の中で仏教系の学校があり、お坊さんをお呼びしての講座を上司が一緒に聞いたらしい。

 

この上司、上司としては少々難あり、性格にも難ありなのだが私とはウマが合い時々時間があるとき私は捕まえられて、仕事以外の話をすること多々なのだが、この講座を聞いてとても感化されたらしい。

もともと私とウマが合うというのは、心理学的な、今流行りのなんですっけ??アドラー心理学とか、それらの話なのだが、最近は私は脳科学にも興味を持っており、講座を聞いた上司もそこへ辿り着いたらしい。

 

彼が聞いたお坊さんの講座の話から飛躍してそこへ話は辿り着いたわけだ。

 

性格に少々難のある上司・・・・。

その講座の話やらアドラーやら読み漁った心理学の本やら、自身のことに関しては深く納得できるのだそうだ。

ただそれが他人に置き換えたらわからないのだという・・・。

要は他人の気持ちが理解できないのだろう・・。

しかしね・・・そんなもん・・・ある意味あったり前だ。だって皆私じゃないもん。私と同じ100パーセントなんて人はこの世に存在しない。

わからないから分かり合おうと努力する。彼はこの努力、分かり合おうという部分が少し欠けているのかもしれない。

また経験値から相手の心中察するという部分も然り、やっぱりここら辺がちょっとかけているのかも・・・。

 

さて・・・上司とあれこれとこんな話をした後ふと自分自身について考えてみた。

 

私はほとんどと言っていいほど嫌いな人はいない。

私の周りの皆が好きである。そりゃあ、誰もが欠点はあってそんなもんは誰もが持っているもんで、それでも私は嫌いな人ほとんどいない。

上司との話でも出てきたが心の持ちようみたいな部分かなと思う。

 

が・・・・・

 

これっていいことなの????

 

という疑問がもたげている。

 

皆が好き。皆平等に好きなのだ。私の中で特別はない。

 

これって・・・ある意味・・・・人に対して・・・・不感症ではないのか??

 

だからときめくこともない・・・。だってみんな好きでみんな平等ですから‥。私の中で・・・・。

突出するものがない。

 

何を見ても、何をされても、素敵な言葉をかけられても、皆平等・・・・。

ああ・・・この人・・・いい人ね・・・・。おわり・・・・。っていうような・・・・。

 

行動する、しないとか置いといて心の問題としてときめかないというのは如何なものか?

恋愛云々ではなく・・・である・・・・。

 

ああ‥‥ピアノ!!!

ピアノの音色にときめいていればいいんじゃないの???

 

 

あっ!!!!

 

 

やっぱり・・・・・人間不感症・・・・。

これでいいのか・・・・私・・・・。