多忙につき、めっきり外食の機会が減ってしまった最近。
外で飲むのが大好きなので、それはそれはストレスがたまる…
回数が減ってしまった分、
折角の機会には大好きなひとたちととびきり美味しく楽しい時間を過ごしたい。
「たまにはちょっぴり贅沢するのもいいんじゃない?」
と友人が麻布十番の不風流を予約してくれました。
麻布十番のNISSINのほど近く。
少し脇道に入っただけでこんなしっとりとした空間があるなんて。
何度も通ったことがあるのに気がつかなかったわ。
入り口を入ると大きなカウンター席があり、奥や地下には個室があるそう。
私たちはカウンター席で。
丁寧に手入れをされた日本庭園を眺めつつ。
乾杯はスパークリング。
11月だというのに驚くほど温かかった日。
ほんのり甘みがあるけれどきりっとしている泡が染み渡る。
まずはこちらの一皿。
山盛りの白魚の下には牡蠣がかくれんぼ。
白魚と牡蠣、どちらも好きな食材ですが合わせてあるのは初めて。
なかなか合うものですなー。
続いて、京鴨と九条ネギの小鍋。
これからの季節に嬉しいほっこり体の温まる一品。
京鴨と九条ネギの味わいがしっかり移った出汁が上品で美味しくて美味しくて。
お造りは、松川鰈、コチ、あん肝、本鮪。
白身の見ただけでわかるぷりぷり感に鮪の芸術的に美しいサシ。
白身好き故、白身に心躍るのはいつものことですが(それでもここまでの白身は珍しい!)、
鮪でここまでテンションがあがるのは久々のこと。
最高の食材を吟味した調理法で、というお店のコンセプトをまざまざと見せ付けられたわ。
季節野菜とフカヒレの煮物。
噛む度にほろほろと繊維が崩れていく儚いフカヒレ。
しゃきしゃきとしたマコモ茸。
出汁が美味しいのはもちろん、食感でも楽しめるのが粋。
車海老、スズキ、栗は石を敷き詰めた土鍋で蒸し焼きに。
あぁ、この海老の美しいことったら!
赤ワインを飲みながらわくわくと待つ時間の楽しいことったら!
頃合のよいところでブランデーを投入。
あぁ、なんて芳しい香り!素敵な演出にうっとり。
じっくり蒸し焼きにされ、ふっくらとした旬の素材。
レモンやポン酢であっさりというのが好み。
ここにきて、桜海老のかき揚げを。
もうかき揚げは重いと思ってしまう年代に足を踏み入れている私。
食事も終盤に差し掛かったのにぺろりと美味しく完食したのは美味しいが故。
ふわっふわでさくさく、桜海老の旨みが凝縮されてて美味しかったな。
山形牛の炭火焼は絶妙の火入れ具合。
噛めば噛むほど脂の甘みが広がるー。
付け合せの銀杏も秋を感じて嬉しかったり。
そしてそして!!インパクトに度肝を抜かれたいくらとカニの炊き込みご飯。
うっとり。
見た目のインパクトに反し、味わいは優しく。
カニといくらで絶妙なアクセントが醸し出され大満足。
デザートは季節の果物(柿、梨)にバターナッツムース。
秋を感じさせる風流な盛り付け。
サプライズで正社員になったお祝いを!
あぁ、素敵なお店を見つけて予約してくれてこんなサプライズまで!!
私ってばなんて幸せモノなのかしら・・・
洗練されたまさに隠れ家的雰囲気で旬の食材を余すことなく味わえる。
大人の贅沢ここに極まれり!
サービスも心地よく、非常に楽しい夜だったわ。
季節毎に通いたいお店リストに追加決定。