コンセプト居酒屋が好きなのです。
御伽噺やら近未来やら学校やらなんやらかんやら。
平々凡々な毎日に飽きたら非日常を。
でもね、なかなかいいお店ってないのですよ。
どこかに日常が見えてしまうと萎えてしまうし、
ムードさえだしゃいいんだろ的で料理がいまいちだったりするお店も多いのだ。
そう、いわゆるあたりはずれが大きいジャンル。
今回ね、超絶気に入って、超絶オススメなお店を見つけたのでシェア。
女性を口説きたいときには特に特にオススメ!
新宿三丁目のパンとサーカスというお店。
ジビエ料理なので、新宿29区とされているのがスパイス効いてる。
店名を聞いたときから心が躍った。
古代ローマで民衆を政治から遠ざけようとパン(食糧)とサーカス(娯楽)を与えた愚民政策。
刹那的な欲求にまみれて愚民になろうじゃないか!
ほうら、なんだか怪しげな雰囲気でしょ。
お店を入ってすぐにこの豚ちゃんに迎えられ(熊手に豚って意味深、欲深)、
スラム街に迷い込んだかのようなアングラ感。
コンセプトは近未来の廃墟、といったところだろうか。
退廃的で混沌とした世界観。
いろいろなテイストのものが雑多に詰め込まれているのに不思議と秩序がある。
AKIRAがお好きな方にはたまらんと思う。
しかし、料理もドリンクもよくなければ一度行って満足で終わってしまうのだ。
ココはなんと両方クオリティ高かったのですよ。
徹底的に世界観に浸りたかったので1杯目は禁断の果実を使ったシードル。
生シードルってのもポイント高い。
お通しはハム盛り合わせ。
▲パクチーなど数種のハーブサラダ
ジビエなので、しっかりとベジファースト。パクチーで口内さっぱり、準備万端!
ケーキ来た!!
ちょっとしためでたいことがあったので頼んでくれていた模様(要予約)。
ちゃんと祝という文字が乗っかっております。
こちら、ケーキはケーキでも肉ケーキなのです。
中身はミートローフ、マッシュポテトで包み込んで野菜で飾りつけ。
甘いものが苦手な方でも食べられるケーキ。
盛り上がるので記念日等には是非是非。
さてと、ここから肉欲の赴くまままみれましょうかね。
▲ワニ肉のコンフィ
迫力満点過ぎるビジュアル!!
そうね、ワニってこんなだわよね、テレビで見るやつ。
初ワニ肉でしたが鶏肉をもっと淡白にした感じで美味しい(よくある感想w
本当に鶏肉なんだなーとちょっと感動。
▲グリル盛7種
この日は、鴨、馬ハラミ、ダチョウ、熟成鹿、熟成子羊、熟成牛、熟成豚。
粒マスタード、クリスマス島の塩、・ドライトマトとパルサミコのオリジナルソースお好みで。
ふひひ、肉にまみれておる。
どれを食べても全く臭みがなく、旨みたっぷり。
こんなにいろんな獣肉を食べられるってのもなかなかない経験。
肉々しい肉には赤でしょう!といってもサングリアですけれども。
フルーティーだけれども、しっかり赤なサングリアは肉に合う!
▲肉に合うパン
ふかふかでしっかり小麦感のあるパンは必食。
▲鶏のレバームース
臭みやいやな癖がなくてクリーミーで美味しくて、ほぼ独り占めで食べてしまったわ。
肉欲に勝てなくて。
▲旬野菜の自家製ピクルス
料理が美味しいと酒が進む、仕方ない。
これがまたいろんな種類があってさ面白いのよ。
ビール&果実酒はいろいろ、テキーラ・バーボンなどなど。
ここで注目すべきは滋養強壮酒。
ハブやらマムシ、すっぽんや高麗人参やクコなど植物系もいろいろ。
まずは植物系から。
クコとなつめをロックでいただきましたが、ちょい漢方っぽいけど美味しく飲みやすかった!
アルコールに弱い方はソーダ割りにするとよいかも。
さそり、ハブ、すっぽんをショットで。
あのボトルはさそりなんだけど、ウォッカにあれだけのさそりを入れて作ってるのね。
あ、もちろんコレはみんなで飲んだのですよ!
どれも割合飲みやすかった。
▲バゲットのフレンチトースト 能登の塩アイス添え
バゲットタイプのフレンチトースト。
美味しかったので、自作フレンチトーストにはまってしまったのは秘密。
塩アイスは絶妙な塩加減。
こちらは単品でもありました。
▲クレマカタラナ
ざらっと濃厚なとても好きな感じだったのでぺろり。
あぁ、雰囲気も料理もドリンクもどれをとっても好き過ぎる。
女性同士にもオススメなんだけど、やっぱり男性が口説きたい女性を連れてくるのが一押し。
この雰囲気のあるアングラ感としっかりした料理に女性は落ちる、きっとね。
ハブ酒やすっぽん酒頼んで照れさせてみるのもよし(伏線にもなるしw
ムーディーな空間で大人の男を気取るもよし。
ただね、アニマルでセクシーなコスチュームの女性店員に目を奪われぬようご注意を!
◆ パンとサーカス ◆
03-6457-8532
東京都新宿区新宿3-3-7 三慶ビル 4F
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