涙が止まりません。
昼間もひたすらに涙腺が緩んでいました。
自分のことを幼い頃から知っている人、お世話になった人、
本当に自分のことを考えてくれる人に触れると、
その温かさとそれに対する申し訳なさ、情けなさに言葉が詰まる。
今日は私がお腹の中にいる時から私のことを可愛がってくれている、
元バイト先の喫茶店店主の女性に会った。
たくさん迷惑をかけてきたのに、
「元気なの?頑張りなさい」と心からの言葉で励ましてくれる。
小さなことも一緒に喜んでくれる。
必ずいつもお土産を持たせてくれる。
お給料もいつも余計にくれていたし、お年玉もくれていた。
本当に良くしてくれて、私をいつも見守ってくれていた。
この人がいなかったら母の病気は発見されずに手遅れになっていたかもしれない。
私はこの女性Hさんと祖母と先輩のKさんが一番尊敬する人。
人として本当に出来ていて、筋が通っている。
愛情に溢れていて、とにかく人に迷惑を掛けないよう、
苦しいことや辛いことは全部自分の中に隠して人に優しさと愛情を振りまく。
この3人は本当にすごい人達。
Hさんと会ったことも手伝い、色んなことが頭にぼんやりと浮かんだ。
そしたらもう涙が一気に溢れてきて
気持ちがおさまらないでいる。
私は父や母の悪口ばかり言ってきた。
もちろん今も不満はある。
けど、こんな私を無償に想ってくれている両親の存在が無性にありがたくなった。
もっと両親の喜ぶことをしてあげたかった。
せっかく生んでくれたのに、泣き顔ばかり見せている。
全うな女の子らしい人生を歩んでこれなかった。
申し訳ないことばかりで、親孝行なんて何にもできなかった。
両親や祖母の為にももっと幸せな姿を見せてあげたかった。
でももう色んなことが取り返しがつかない。
申し訳なくて悔しくて涙も鼻水も枯れそうだ。
最近白髪が生えてきた。
私ももう老化が始まっている。
お母さんが白髪が生え始めてきた時の不安な気持ちとか、
女性として一人で辛かった気持ちが今になってようやくわかる。
毎日のささやかな時間が本当に貴重で、
当たり前の環境が本当にありがたい。
例えば最近ドラマ「タイガー&ドラゴン」がすごく面白くて繰り返しみているとか、
お花を週ごとに変えて水をやるのが楽しいとか、
そういうささやかながらの幸せを
「ありがとう」という言葉に代えて両親に伝えていきたい。
どうして人は残された時間が見えてこないと色んなことに気がつけないのだろう?
一生の中で私がこれからできることは限られているかもしれないけど、
これからも悔いは絶えないだろうけど、
大切なことはもう見失いたくない。